小学校の5・6年あたりは やたらと背伸びした小説に手が出ました。
学校帰り 三原市の『みどり書店』に寄っては、いろんな本を買ったものです。
たぶん誰もが持っている「人生/この一冊」。
ご多分にもれず 私も小学生のときに出逢いました。
スタインベック 「二十日鼠と人間」
一気に読破すると、暫くは号泣です。
「怒りの葡萄」や「エデンの東」も良かったのですが‥。
とにかく 特筆すべき素晴らしい話なんです。
時代は、アメリカ/大恐慌時代。
ふたりの流れ者が夢を抱えて農場にたどり着きます。
ひとりはジョージ。
チビだけれど頭は切れる。
もうひとりはレニー。
大柄なのにオツムが足りない。
そこに農場主のイヤな男や、その妻が絡んでくる。
とある事から、一瞬事態はいい方向に傾いたと思われましたが、、、。
私の拙い文章では上手く伝わりませんが、洋書の中では1、2を争います。
もしも読んでいない方がおられたら、ご一読を。
(特に男性にお薦めします)