鳴滝から更に唐津方面へ向かう。
剣道49号線沿いの農協のすぐ先の道を左に進む。
道がかなり細い、左手に薬師堂(古い建物)の先に駐車場がある。
駐車場にはトイレもあるが少し古いので使いずらい。
コンクリートの道を進む看板から右に入る。
杉林の暗い森を進む、勾配がきつくないので疲れない、森のマイナスイオンで涼しくすがすがしい。
道沿いに勢い良く流れる水路が続く。
豊かな流れに幅広くなった水路にすら感動する。
水路から下に勢い良く流れる滝がある。
人工的なものだがこれも滝。
その先に小さな滝を見つける。
岩を縫うように左右に真っ白い糸をどこまでも這わせる。
深い森の緑に真っ白な滝はより鮮やかさを増している。
ここからは勾配がきつくなるがあまりにも美しい姿に疲れさえ忘れてしまう。
思わず目的の滝に思いを馳せる。
更に進むと小さな滝に出会う。
それぞれに美しい。
いよいよ千寿の滝と出会う。
あまりの素晴らしさに声を上げてしまう。
滝の横の弘法大師?に思わず感謝し手を合わせる。
水量も多く先の2本の滝と同じように岩を這うように流れる滝。
落差20m・・でもそれ以上に大きく感じる。
水の流れは下の方では無数の花が開いたように扇状に広がる。
一番上層部は2段に別れ,強さとやさしさを備えた美しい滝。
イチョウの大木が滝を囲み、秋の紅葉の時期は更に美しさを増すことだろう。
この滝までは山の細いくねくね道をかなり山を登る。
頂上付近にも沢山の集落がある。
段々畑も多く見られ耕耘機を動かす農家の方を見かけた。
この山はしっかり生活区域なんだと実感。
今回は2丈町の3つの滝を廻ったが、山に降った雨が滝となり周辺の田畑を豊かに実らせている。
この自然をいつまでも残したい。