夕方になると店の横でコウモリが飛び回っています。
落し物は困りますが、蚊を退治してくれるので、ま、いいか…。
さて、調整続きです。
できるだけ絞って書いているつもりなのですが、大事なことも多いので…。
かけているメガネが下るとどんな問題が起きるか。
まず、人の眼は左右高さが同じとして、左右同じ度数であれば、
「上下プリズム」は発生しません。
変な言葉が出てきましたが、これは何なのかというと、
水平線をメガネを通して見たときに、水平線の位置は左右同じだけズレるので一応大丈夫。
ところが左右の度が違っている場合、メガネが左右同じだけ下っても水平線の位置は、
度が強いほうが大きくズレます。<プレンティスの公式 p=D(度数の強さ)・h(距離)>
人間、水平方向の視線を寄せたり(輻輳)、離したり(開散)するのはある程度得意なのですが、
上下別々に、例えば右が上見て、左が下を見る、というようなことは苦手です。
度の入ったメガネで、左右の高さが傾くとつらいのはこのためです。
左右同じ度でも傾けば、
左右違う度で、メガネが下がったり、傾いたりすれば
モノを一つに見るということに負担をかけるということになります。
ちなみに目の高さが左右違う場合でも、メガネの枠の同じ高さにレンズの光学中心をつくってしまうと
「上下プリズム」発生、となります。
この辺の説明になると「加工」の問題に入るため割愛します。
続きます。