今日は気温が上がってます。
さすがに「寒い」というセリフは、
もう言わなくてていい季節に入りましたでしょうか。
さて、光学的フィッティングについての続きです。
レンズには「光軸」というものがあります。
レンズは第1面、第2面(表裏)の曲率の違いが、度数の違いを生むわけですが、
第1面、第2面の曲率中心を結ぶ線…というとややこしい気がします。
レンズ中心に鉛筆を垂直に立てるイメージだとわかりやすいでしょうか。
メガネはこの「光軸」と人の「視線」を一致させるわけです。
「視線」とは「見ているモノ」と「網膜の黄斑部中心窩」(一番視力の高いところ)を結ぶ線です。
しかしここで疑問がわいてきます。
「視線」なんてその時その時でいろいろ変わるのでは?
それはその通りで、すべて一致させることは不可能です。
そこで、「常用視線」というのがベースとなります。
これは普通に人が立ち歩きしている視線位置が、10m~20m先の地面を見ていて、
この位置が眼の筋肉の最もバランスの取れた楽な視線位置と言われています。
(外眼筋といわれる眼球にくっついている6本の筋肉)
平均身長から割り出すと(tanΘ=h身長/見てる距離)、水平視線から5~10°下を向くことになります。
この下を向いた「常用視線」の角度とレンズの主平面(横から見たところ)直交させます。
ちょっと言い回しがややこしいですが、メガネを横から見るとツルとレンズが90度になっていないと思います。
ちょっと話がそれるかも…ですが、福知山の方は車主体の生活で、あまり歩いていない気が…。
長くて申し訳ないです。続きます。