ちょこのすけ の ブログ

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再度、戦場のピアニストで感じたこと

2020-02-09 09:28:16 | 日常


ほのぼのカメ


 今週はじめに、テレビでまた「戦場のピアニスト」をみた。
ストーリーはわかっているので、前よりセリフがはいってきた。

 ピアニストのシュピルマンを助けてくれるドイツ将校が助けるとき「すべて神のご意思だと思わないと」とかける言葉が残った。
とても素敵な紳士。
 ときは流れ、ドイツが敗けてホーゼンフェルト将校が今度は捕虜となり、終戦で解放されてドイツ人捕虜たち罵倒しながら脇を歩いていく捕虜服のユダヤ人に助けを求める。
シュピルマンを助けた、今度は助けてほしいとすがる。
 結局、ボーゼンフェルトはソ連の捕虜収容所で亡くなった、と文言が流れた。

 調べてみると、ピアニストのシュピルマンもドイツ人将校ボーゼンフェルトも実在で、将校の前で演奏したのも、将校が助けたのも事実らしい。
しかも、ボーゼンフェルト将校はシュピルマンだけでなく、ポーランド人、ほかのユダヤ人も多数救った人のようで、終戦後には助けられたポーランド人たちが弁護証言をしたにもかかわらず、諜報部にいたとしてソ連は刑を執行、拷問・重労働を課したため脳卒中をおこし、しまいには精神的に異常もきたし亡くなっらしい。
 ナチスに所属していたのにすっかり流されることなく(洗脳されず)罪のない人を数多く救っても、残虐な殺人をおかしたナチスのひとりとして埋もれていくの?
そこで思い浮かんだのが、映画の中のボーゼンフェルトのこのセリフ。
「すべてのことが神のご意思と思わないと(とても受け止められない)」

 それでも、第一次世界大戦のときに松江豊寿氏がしたように、人としてまともな判断を失わずに行動したひとが日本軍にもいたことを誇りに、意思にしたがおうか。

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