観た後の感想・・・難しくてわからないということがよくわかった 笑
お互いで夢を共有することで、潜在意識に侵入し、情報を抜き取ったり植え付けたりする、というお話。
この映画が複雑な理由は、夢が何階層(夢の中の夢)になっていたり、主人公と亡き妻との関係が、現実と入り混ざることで観ている側から非常にわかりづらいことにあると思います。
時間軸やオムニバス形式を操るクリストファー・ノーランらしい作品ですね 笑
実際に現実で起きていることは、実はあんまりなくて、終盤も飛行機の機内で寝ているだけという。
と言いつつも、夢の中では激しい攻防を繰り広げており、手に汗握りますね。
音楽はいつもの通りハンス・ジマーなので、重厚かつ緊迫感のあるサウンドで、観ている側にスリルを味わせてくれます。
また、サイトー役の渡辺謙は主役級の活躍をしており、日本人としては嬉しくなりますね。
主人公のレオナルド・ディカプリオの境遇は、シャッターアイランドと結構似ていて少し笑いそうになりました。
シャッターアイランドも確か同年に公開したような・・・汗
さて。
ラストシーンで色々な説があるようですが、私は、現実だと思います。
ハッピーエンドであってほしいという願望もありますが、あれを夢の世界と考えるのは少し無理がある気がしていて。
多分、あの後トーテムは倒れるんでしょう。
亡き妻への罪悪感の解消とともに・・・。
長いけれど、全然飽きさせない。
流石の作品でした。
★8つ。