定価なんてものは、クエーカー教徒が言い出したそうで、昔は商売人がふっかけて、お客が値切るのが当たり前だったそうだ。
ほんとか嘘かは知らないが。
誰だってお金を払うのはいやだ。
ボンボンお金を湯水のように使うやつは、まずいない。
さて、本来客にいやなことをさせるのが商売人である。
いかにお客に気持ちよくお金を払わせるかが商売人の極意であって、この店は客から銭をむさぼろうとしている。
そんな印象を持たせた店からは客足が遠のく。
あなたの接客態度はみんな見ている。
あるお客さんに失礼な接客態度をすれば、その態度は別なお客たちも見ている。
さて、その別なお客さんは、あなたやその店にどんな印象を抱くであろう?
そして人から見えない口コミもあることに注意した方がいいだろう。
繰り返しいうが、利潤の源泉は売り手の隣人愛の実践に対する報酬である。
そんなお金にはお客の感謝の念が乗っかっている。
そういう富が集まった店は繁盛する。