昔、ヤフージャパンにむかつく記事が出ていました。
なんと特別支援学級から普通の高校に進学した男子高校生が、進学先の高校で同級生に優しく(というか、普通に)接してもらえるので、うれしくなったそうです。
そして特別支援学級当時ほしかった、同性の友達や異性の友達を作ろうにもうまくいかない。
それどころか、女性陣に総スカンを食らったそうです。
そうなんです。
普通の生徒が、対人距離感を学ぶ時代に、彼は軽蔑され、拒絶され、友達が作れなかったのですから、彼は対人距離感をつかむのが訓練できてないのです。
彼は悩んで、ある女生徒に言われた、「手当たり次第に女の子に声をかけるあなたは不潔」という言葉を真に受け、自分は不潔だから相手にされないんだと、強迫的に手を洗うようになったそうです。
かわいそうに。
そしてメンタル科の精神科医に、「君にとって、ほかのクラスメートは、芸能人みたいなものなんだ。」と言われて、強迫症状が治ったそうです。
確かに強迫症状は消えましたが、彼はどれだけ傷ついたことでしょう?
人並みの友達を作ろうにも作れず、ほかのクラスメートとは、すむ次元が違うだなんて、精神科医に言われるなんて。
なんかその男子高校生に感情移入して、どれだけさみしかったか、どれだけ傷ついたか想像して、彼の痛みが自分の痛みのように感じられ、涙が流れてきました。
そんなことをいう精神科医も精神科医ですが、記事をのっけるヤフーもヤフーです。
文末ながら、くだんの男子生徒(もう大学に進学したか、社会人になったかもしれませんが)に、彼のほしかった友達ができるように心から願います。
頑張れ!