ベーシックインカムによる、労働者の低額使い放題。
からくりはこうだ。
とにかく労働者が働かない限り、富は生産できない。
富が生産できないだけでなく、機械文明が何らかの原因で維持できなくなったときに、どのように高度な生産技術を未来を担う人たちに伝えるのだ?
故に、ベーシックインカムを導入して、どんな人でも働かなければ食えないように仕向けるのだ。
例えば、人一人、一ヶ月あたりの最低必要物資を1バスケット単位と定義し、その値段を大体十万円ぐらいとしよう。
そこでベーシックインカムを7万円ぐらいにしておけば、人は生きるために残り3万円分を働かなければならない。
さもないと、生きていけないからだ。
これによって、労働者の内心はどうであれ、見かけ上の国民の勤勉さは保証される。
そして働いて得る、三万円以上の報酬分こそ、資本家が労働者に対して支払う、彼の真の報酬だ。
きっと経済官庁と財界団体、そして労働組合は、そんな方向で話がまとまっているのではないだろうか?
そしてこれらの政策の世論に対する観測気球として、件の竹中発言や、今度の自民党総裁選挙ででた、選挙公約につながるのである。
まあ、我々の死後や忘れた頃に、こんな経済システムが導入されるはずだ。
さてと、こんな不快な文はこのぐらいにして置こう。
以上、館内大手町でいけもと。