西洋の王様の周りには道化がいた。
道化が王や領主の悪政を諫めたのだ。
何やら東京領の女領主は、ある芸人が「あんたはけしからん。」と、物言いをすると猛省するどころか、芸人相手に本気でかみつくそうなのだ。
考えてみれば意味不明なスローガンばかり並べ立てて、さっぱり実効性のない行政を行い、それにいちゃもんをつけられると、芸人の些細な言い間違いを逆手にとってかみつくのだから、こいつは開いた口が塞がらない。
その芸人の言いたいことを翻訳すれば、「あなた金をかける割にはさっぱり実効性のない都行政をしているね。」
といいたいのであろう。
その芸人の言うことに少なからず賛同者がいると言うことは、そういう風に思っている有権者が多いと言うことだ。
築地豊洲問題も嘘つき決着。
東京オリンピックもすったもんだの上、突貫工事でできた箱物。
そして芸人が物言いをしてそれが都民に受け入れられる空気。
東京領女領主よ。それらの民衆の判断として、そんな空気があると言うことなのだ。
某芸人が封建時代の道化のように、あなたを諫めたと猛省するがよい。
そんなわけである。