




「どの口が言っているのか」と思わず声に出てしまった。先日、立憲民主党の泉健太代表が最大の支持団体「連合」に向けて「組合員が、すっきりと迷わずに立憲を応援できる環境は、ぜひつくってほしい。分かりやすさは今後、必要になってくる」と訴えた、との報道を見た時のことだ◆連合会長の自民党会合への出席に注文を付けたようだが、組合員からすれば、快く応援しづらい環境をつくってきたのは、他でもない立憲自身ではないか◆連合が結成から30年以上、一線を画し続けてきた異質な革命政党・共産党と“票欲しさ”に手を結んだ。昨秋の衆院選では、「限定的な閣外協力」の政権合意まで交わした。共産が目論む革命戦略に手を貸す“立憲の裏切り”と映っても仕方があるまい◆立憲は、支持団体にどうこう言う前に、自らの振る舞いを問い直すことが先だろう。“分かりやすい”のは共産との決別だ。連合はそれを求めるが、立憲・共産は今夏の参院選でも協力するという。政権合意を「横に置く」といった理屈で◆他を批判すれば、すぐに同じ批判が自分たちに舞い戻る。そんな旧民主党の“ブーメラン”体質が立憲に脈々と……。今回の発言は、そう感じさせるには十分だった。(丈)
う~ん、代表が変わっても、体質はおいそれと変わらないのかねぇ。😗