治療を開始して6日目です。
今日は職場の会議で朝から沢山しゃべったそうです。
その割には、4日目に比べ表情の歪みがマシになりました。
症状は
①唇のしびれが気になる
②しゃべっていると側頭部と下顎の痛みが気になる
とのことでした。
治療は、いつもの反応点部分と
唇のしびれ緩和を意識した治療を行いました。
治療後は、見た目もすっきりとし、痛みと唇のしびれ感が
楽になったとのことでした。
唇にみられるしびれは、
皮下組織の結合繊維(皮膚と筋肉の間にある繊維)が
引っ張られることで神経に混線を起こし、しびれ感が出ると考えます。
特に、唇や指先は結合繊維が密集しているため皮膚と筋肉の間に遊びが
ないのでしびれが出やすい場所です。
顔面神経麻痺は片側の顔の筋肉を麻痺させます。
麻痺側の筋肉は、麻痺していない筋肉へ引っ張られてしまいます。
このとき結合繊維の多い唇は24時間以上引っ張られるために
麻酔を掛けられたようなしびれがずっと続く事になります。
これは、足のしびれも手のしびれも同じ原理だと考えます。
結合繊維を引っ張っている筋肉の緊張を緩和する事で解消します。
しびれで困っている方は、しびれを起こしている
筋肉をアプローチすることで改善されます。
こころ はり灸治療院
http://www.cocoro-acupuncture.com/index.html
※ 尚、症例の報告ならびに、写真の掲載はご本人の協力のもと掲載いたしております。