先日のYahooニュースにこんな記事が載っていました。
以下記事の内容です。
新出生前診断、3500人実施=染色体異常で大半中絶―3人は確定検査受けず
時事通信 11月22日(金)9時58分配信
妊婦の血液から胎児のダウン症などの染色体異常を調べる新型出生前診断が4月に導入されてから9月末までに、全国25の医療機関で約3500人の妊婦が検査を受けたと、関沢明彦昭和大教授が仙台市内で開かれた日本人類遺伝学会で報告した。
報告によると、染色体異常の疑いがある陽性と判定されたのは、全体の1.9%に当たる67人。羊水検査などの確定検査で染色体異常を確認したのは56 人。関係者によると、数人を除いて人工妊娠中絶を選んだという。また日本医学会は、確定検査を受けずに中絶した妊婦が3人いたと発表した。
新型検査でダウン症が陽性だった場合の精度は、35歳の妊婦で80%。18番目の染色体異常の「18トリソミー」と13番目の異常の「13トリソミー」 の精度はさらに低く、いずれも確定検査が必須となる。中絶を選ぶ割合も海外に比べ高いとみられ、医療機関が適切なカウンセリングを行っていたのか、障害に 対する社会の理解が十分なのかが問われそうだ。
関沢教授によると、67人の中でダウン症の疑いがあるとされたのは39人で、うち2人は実際には染色体異常がない「偽陽性」だった。ほかに重い心疾患や発達障害を伴う18トリソミーの陽性が23人、うち偽陽性3人。13トリソミーの陽性5人、うち偽陽性1人だった。
関沢教授らは臨床研究として検査を行っており、研究組織には現在29施設が参加している。
私自身、出生前診断をすることに対して反対ではありません。
でもそれは、産まれてくる我が子がもしも何らかの可能性が見つかった場合、
その準備や環境をつくる時間を設けるために必要だと考えるからです。
しかし、家庭環境は様々です。とある方は
ご主人が60歳近く、奥様も高齢出産。不妊治療の結果待望の妊娠!
でも、「もしも出生前診断で結果が陽性だった場合、自分達夫婦が高齢になるため子どもをサポートしきれないかもしれない。
だから中絶するだろうな」とおっしゃていました。
大変難しい問題だと感じます。
サポートする環境は以前に比べ整いつつあるといいますが、当事者に立った時どうするかな。。。と考えさせられます
私は出生前診断事態を行ないませんでした。
何も考えていなかったと言われれば、そうなんですが出生前診断で分からない先天的な異常もあります。
また、元気に産まれて来てくれても、後天的な事が出てきたり、事故や病気にあう確立だってあります。
「我が子を産み、育てる」と言う事はすべて覚悟をしたうえでの事と感じています。
こう思うようになったのも長男で色々走り回ったので。。。
でも、大切な事なので出生前診断を行うかの有無や、もしも陽性が出た時の事をご夫婦相談する時間を設ける。
と言うのは重要だと感じます。
特にご主人には妊娠中の体調の変化などがなく出産まで実感がわかないので
そうした時間を夫婦で設けることこそが、「親になる」と言う感情を共有できるかもしれないですね
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