先日、ヘルニアのワンちゃんのリハビリ治療に行ってまいりました。
お互いの時間が合わず、約1ヶ月ぶりの治療になってしまいました。
すると、彼女(ワンちゃんの飼い主さん)が困った顔で
「最近、調子があまりよくないの・・・」 と。。。
歩行の様子を眺めていると、少し後ろ足が開き気味に!
座った姿勢も、後ろ足が伸びている。
最初に見られた状態が、所々に現れていました。
話を聞いていると、彼女は大変忙しく、ハードに仕事をこなしながら、
家のことやワンちゃんのお世話をしているため、なかなかマッサージにあてる時間が短くなったとか
ワンちゃん自体は、とても元気で歩く気マンマン
術後のように、背中に浮腫も見られないため、
炎症も無いだろうと推測し、筋肉の疲労からくるものだと判断しました。
人でも筋肉痛の時、無意識にかばって歩行をしてしまうのと同じで
ワンちゃんも不自由に感じながらも歩く事で、通常の歩行より遥かに疲労は溜まります。
人とワンちゃんとで、大きく異なることは、
人は疲れたら休憩しますが、
ワンちゃんは歩く事を止めません。
溜まった疲労や筋肉痛は、筋肉を強張らせます。
それによって、高齢者が正座が辛くなるように、関節の曲げ伸ばしが思うように出来にくくなると考えます。
実際、鍼やマッサージで強張っている筋肉に治療を施すと、曲げやすくなります。
今回の治療で、、彼女がしてくれるマッサージが、ワンちゃんにとって大きな希望に繋がる事を改めて感じました。
彼女も忙しい日常の中で、大事な家族のケアに頑張ってくれています。
※ 本来、ペットへの治療は獣医が行うものですが、特別に友人の許可のもと無償で行っております。