カップ麺のマルちゃん赤いきつねのウェブCM「『ひとりのよると赤緑』おうちドラマ編」が炎上している。アニメで描かれた女性が、ドラマを観てちょっと泣きながら赤いきつねを食べるだけ。そんな描写に対して、「性的に見える」「気持ち悪い」とのSNSの声。そして、それに対し「全然そんな事無い」「その感覚が気持ち悪い」と反論するSNSの声もそれ以上に上がっている。
これに対し、有名人達数人も自分の気持ちを表明している。ま、有名人であれ一般人であれ、どう思おうが個人の感覚だし、筆者的にも特に性的な物は感じなかったけど、性的な意味じゃない気持ち悪さ、違和感は感じたけど、それはそれとして、引っかかったのは映画ライターのヒナタカと言う人が女子SPA!に書いた記事(評論?)だ。
記事の内容をザックリまとめると、問題描写は確実にあるので、CMとかの制作者は不特定多数が見る事をちゃんと意識して、全ての人達が一切不快感を感じない物作りをすべきだ。今回は許容範囲を超えた表現だ・・・って感じ。・・・なんだろ、記事を読んでて凄く不快感を感じた。評論家という、物作りなんて大変な事はせずに、人様が一生懸命作った物に勝手にあれこれ自分の物差しでマルバツをつけ、何も生み出さないどころか世の創作・制作意欲を削ぐ悪しき存在らしい感性に溢れた文章だと思った。この人のいう事を聞いて物作りしたら、多分全く無価値で、誰にも届きゃしないゴミクズができるだろう。
ってか、世の物作りしている人で、評論家を必要としている人なんていないでしょ。ぐうの音も出ないほど正しい事を言い、悔しいけど必要だとされていれば、その物作りの監修にでも呼ばれるだろうし。そんな人日本に一人でもいる?あ、まぁ、現在筆者も同じ事をしてるけど、一般人がお金も発生せず時間を浪費して(不特定多数が見る可能性がある・・・けど、どうせ誰にも見向きもされないだろう)個人ブログに自分の意見を垂れ流しているだけなので、責任感が全然違う・・・はず。ま、だから許されるかどうかは知らないけど。
なんか、この人の記事を読んでいて、ビッグコミックスペリオールに連載中の久部緑郎、河合単著「らーめん再遊記」を思い出した。現在進行形のエピソードなのだけど、ラーメン屋がユーチューバーを含めた評論家達に「お前ら、人が一生懸命作った物に、あーだこーだ好き勝手言って金儲けしているの、超むかつく!」「実際に物を作れないヤツが知った口きくな!」と不満をぶつけ、ラーメン対決する事になって、この結末は如何に?って感じ。ま、この結末がどうであれ、ラーメン屋であれ評論家であれ何であれ、その分野に“できる人”“できない人”がいるだけで、その分野の全ての人ができる人・できない人ではない・・・という事を、きちんと理解しておかなければならない。また、一つの結果が全ての基準にはならない・・・という事も。
ところで、CMの感想の「気持ち悪い」というのを、性的な意味じゃなくとらえるのなら、筆者もそれは感じている。で、その気持ち悪さとは、“リアルとの乖離”だと言えよう。CM内では、多分リアルを意識して、背景をボカしがちなのだ。ボカすと、ボケていない部分が目立って、目が行く。で、カメラにはピント合わせってのがあって、フレーム内全体にピントが合うカメラレンズと撮り方、一部にピントを合わせてそこ以外の背景とかをボカすカメラレンズと撮り方がある。で、普段そんな事を一切気にしていない人でも、自分の目もそうだし、実写ドラマや写真で普通に見慣れているから、無意識に感覚が備わって、リアルを意識した人の手で作った物にズレがあると、そこが気になってしまうのだ。このCMがというわけではないけど、作り物がリアルであればあるほど、その差が小さくても気になってしまう。筆者は、カメラに詳しいわけではないので、CMのそれぞれのカットでのボケ具合が正しいかどうか判断できない。でも、CM8秒目辺りの、女性の後ろにビルとかの夜景が見えるカットは、光の玉ボケ(電球などの点光源がエッジがシャープで丸くボケて写りこむ物)がエッジが基本的にシャープであるべきなのに、他の建物とかと同様にボケてしまっている。これは不自然だ。(29秒目辺りの玉ボケは良い感じに思える。って、ここでできるなら、全編そうすれば良いのに。)他のシーンで、女性はピントが合っているのに、座っているすぐ後ろにあるソファの背もたれは急にボケがちで、ここにも違和感を覚える。18秒目辺りの、部屋にいる女性を引目にとらえたカットは、部屋の壁までの奥行きがあるのに、置かれた物の奥行きの差を無視した一様なボケが不安感を覚える。たぶん、こういう事の塵積もりが、「気持ち悪い」に繋がったのだろう・・・と。で、そして、緑のたぬきの方のCMでは同じアニメ調でありながら、被写界深度、ボケを殆ど使っていない演出という部分の対比も興味深いところだ。
アニメでわざわざリアルで緻密な背景を描く事が好きなアニメ映画監督の新海誠がたしか言っていたと思うんだけど、わざわざ絵で描くのは、思うシーンをより綺麗に描きだす事ができるからだとか。余計な物を省いて、見せたい物により目が行くように描く。それを鑑みると、今回赤いきつねのCMがアニメで作られたから、一シーン一シーンがより強く印象づけられたんだろうね。ある意味、成功でしょ。だから、赤いきつねのメーカーの東洋水産は炎上して一週間経っても動画を下げないんだろう。ま、そもそも何でアニメにしたのかは、印象づけの意識より、日清のどん兵衛が実写で吉岡里帆が“どんぎつね”を演じてバズった事を意識しての差別化の物だろう・・・と筆者は考えるけど。
炎上してから一週間以上経っても、東洋水産は何も発していないし動いていない。専門家は、これは正しい対応だという。基本世の中的に問題無い物に過度に反応してくる人に、真正面から真面目に対応しても無駄だからだそうな。そして、何かを言うと、逆に余計な結果を招きやすいとも。多分、東洋水産は、今後もこの件に関しては何も発しないだろうという見方がされているようなので、上記の評論家の人は、是非とも東洋水産にアポを取って、評論家のあなたの感じた良かった点・悪かった点をぶつけて、一つ一つメーカーの回答をいただいてきて欲しい。あ、それはやらないか。ジャーナリストじゃない、家でこたつで文章書くのだけの事を仕事にしている人だから。SNSの登場で一億総評論家になり、AIも記事を書く時代。是非ともプロの力を見せていただきたいけど、もう女子SPA!に寄稿した時点で終わっちゃったのかなぁ。終わっちゃったんだろうなぁ。楽な仕事だなぁ。ま、近い将来、評論家なんてAIに完全に奪われるだろうね。関係ない話だけど。
今日日、AIに頼めば動画も作ってくれる。思い通りの物を作ってもらうため、AIにベース動画を学習させ、一シーン毎に要望をつけて、思う形になるまで描き直してもらう。上記の評論家の人は、赤いきつねのCMから是非とも問題点を全て完璧にクリアした物を作って欲しい。これなら、こたつでも作れるはずだ。それが公開されるのを楽しみにしていたら評論家への見方が一部変わらざるを得ないだろうなって興奮しちゃって、今日は眠れないかもしないのだ。
これに対し、有名人達数人も自分の気持ちを表明している。ま、有名人であれ一般人であれ、どう思おうが個人の感覚だし、筆者的にも特に性的な物は感じなかったけど、性的な意味じゃない気持ち悪さ、違和感は感じたけど、それはそれとして、引っかかったのは映画ライターのヒナタカと言う人が女子SPA!に書いた記事(評論?)だ。
記事の内容をザックリまとめると、問題描写は確実にあるので、CMとかの制作者は不特定多数が見る事をちゃんと意識して、全ての人達が一切不快感を感じない物作りをすべきだ。今回は許容範囲を超えた表現だ・・・って感じ。・・・なんだろ、記事を読んでて凄く不快感を感じた。評論家という、物作りなんて大変な事はせずに、人様が一生懸命作った物に勝手にあれこれ自分の物差しでマルバツをつけ、何も生み出さないどころか世の創作・制作意欲を削ぐ悪しき存在らしい感性に溢れた文章だと思った。この人のいう事を聞いて物作りしたら、多分全く無価値で、誰にも届きゃしないゴミクズができるだろう。
ってか、世の物作りしている人で、評論家を必要としている人なんていないでしょ。ぐうの音も出ないほど正しい事を言い、悔しいけど必要だとされていれば、その物作りの監修にでも呼ばれるだろうし。そんな人日本に一人でもいる?あ、まぁ、現在筆者も同じ事をしてるけど、一般人がお金も発生せず時間を浪費して(不特定多数が見る可能性がある・・・けど、どうせ誰にも見向きもされないだろう)個人ブログに自分の意見を垂れ流しているだけなので、責任感が全然違う・・・はず。ま、だから許されるかどうかは知らないけど。
なんか、この人の記事を読んでいて、ビッグコミックスペリオールに連載中の久部緑郎、河合単著「らーめん再遊記」を思い出した。現在進行形のエピソードなのだけど、ラーメン屋がユーチューバーを含めた評論家達に「お前ら、人が一生懸命作った物に、あーだこーだ好き勝手言って金儲けしているの、超むかつく!」「実際に物を作れないヤツが知った口きくな!」と不満をぶつけ、ラーメン対決する事になって、この結末は如何に?って感じ。ま、この結末がどうであれ、ラーメン屋であれ評論家であれ何であれ、その分野に“できる人”“できない人”がいるだけで、その分野の全ての人ができる人・できない人ではない・・・という事を、きちんと理解しておかなければならない。また、一つの結果が全ての基準にはならない・・・という事も。
ところで、CMの感想の「気持ち悪い」というのを、性的な意味じゃなくとらえるのなら、筆者もそれは感じている。で、その気持ち悪さとは、“リアルとの乖離”だと言えよう。CM内では、多分リアルを意識して、背景をボカしがちなのだ。ボカすと、ボケていない部分が目立って、目が行く。で、カメラにはピント合わせってのがあって、フレーム内全体にピントが合うカメラレンズと撮り方、一部にピントを合わせてそこ以外の背景とかをボカすカメラレンズと撮り方がある。で、普段そんな事を一切気にしていない人でも、自分の目もそうだし、実写ドラマや写真で普通に見慣れているから、無意識に感覚が備わって、リアルを意識した人の手で作った物にズレがあると、そこが気になってしまうのだ。このCMがというわけではないけど、作り物がリアルであればあるほど、その差が小さくても気になってしまう。筆者は、カメラに詳しいわけではないので、CMのそれぞれのカットでのボケ具合が正しいかどうか判断できない。でも、CM8秒目辺りの、女性の後ろにビルとかの夜景が見えるカットは、光の玉ボケ(電球などの点光源がエッジがシャープで丸くボケて写りこむ物)がエッジが基本的にシャープであるべきなのに、他の建物とかと同様にボケてしまっている。これは不自然だ。(29秒目辺りの玉ボケは良い感じに思える。って、ここでできるなら、全編そうすれば良いのに。)他のシーンで、女性はピントが合っているのに、座っているすぐ後ろにあるソファの背もたれは急にボケがちで、ここにも違和感を覚える。18秒目辺りの、部屋にいる女性を引目にとらえたカットは、部屋の壁までの奥行きがあるのに、置かれた物の奥行きの差を無視した一様なボケが不安感を覚える。たぶん、こういう事の塵積もりが、「気持ち悪い」に繋がったのだろう・・・と。で、そして、緑のたぬきの方のCMでは同じアニメ調でありながら、被写界深度、ボケを殆ど使っていない演出という部分の対比も興味深いところだ。
アニメでわざわざリアルで緻密な背景を描く事が好きなアニメ映画監督の新海誠がたしか言っていたと思うんだけど、わざわざ絵で描くのは、思うシーンをより綺麗に描きだす事ができるからだとか。余計な物を省いて、見せたい物により目が行くように描く。それを鑑みると、今回赤いきつねのCMがアニメで作られたから、一シーン一シーンがより強く印象づけられたんだろうね。ある意味、成功でしょ。だから、赤いきつねのメーカーの東洋水産は炎上して一週間経っても動画を下げないんだろう。ま、そもそも何でアニメにしたのかは、印象づけの意識より、日清のどん兵衛が実写で吉岡里帆が“どんぎつね”を演じてバズった事を意識しての差別化の物だろう・・・と筆者は考えるけど。
炎上してから一週間以上経っても、東洋水産は何も発していないし動いていない。専門家は、これは正しい対応だという。基本世の中的に問題無い物に過度に反応してくる人に、真正面から真面目に対応しても無駄だからだそうな。そして、何かを言うと、逆に余計な結果を招きやすいとも。多分、東洋水産は、今後もこの件に関しては何も発しないだろうという見方がされているようなので、上記の評論家の人は、是非とも東洋水産にアポを取って、評論家のあなたの感じた良かった点・悪かった点をぶつけて、一つ一つメーカーの回答をいただいてきて欲しい。あ、それはやらないか。ジャーナリストじゃない、家でこたつで文章書くのだけの事を仕事にしている人だから。SNSの登場で一億総評論家になり、AIも記事を書く時代。是非ともプロの力を見せていただきたいけど、もう女子SPA!に寄稿した時点で終わっちゃったのかなぁ。終わっちゃったんだろうなぁ。楽な仕事だなぁ。ま、近い将来、評論家なんてAIに完全に奪われるだろうね。関係ない話だけど。
今日日、AIに頼めば動画も作ってくれる。思い通りの物を作ってもらうため、AIにベース動画を学習させ、一シーン毎に要望をつけて、思う形になるまで描き直してもらう。上記の評論家の人は、赤いきつねのCMから是非とも問題点を全て完璧にクリアした物を作って欲しい。これなら、こたつでも作れるはずだ。それが公開されるのを楽しみにしていたら評論家への見方が一部変わらざるを得ないだろうなって興奮しちゃって、今日は眠れないかもしないのだ。
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