op's weblog

文字通りのログ。経験したことや考えたことの断片のアーカイブ。

131012テニスメモ(いまさら楽天オープン観戦メモ③)

2013年10月13日 05時45分54秒 | Weblog
上海マスターズ準決勝、デルポすごかったですねー。作戦でもあるのでしょうが、ナダルクラスとやるときは最初からペース上げてますね。まあ1stサービスの確率が80%というのは先週からの好調を維持しているということなのでしょうが。

そういえば、K.D.Kこと伊達先生が「提起した」応援のし方問題。楽天ジャパンオープン2013本戦3日目については、結局いつもの「やや大人し目の日本の観衆」だった。ただ、テニス観戦歴がそれほど長くない人たちの比率は高そうで、劣勢の選手を応援するときの拍手が「パン パン パン」ではなく、普通の拍手だった。また、プレー中にフラッシュ焚く輩がチラホラいたのがよりにもよってベースライン側の特上席。南側はほぼ来賓席なので問題はなかったが、北側からパチパチやっている。そばには入場管理しているスタッフも少なからずいるのだが、誰も注意しようとしない。これは客もスタッフも両方問題だ。


さて、センターコート第3試合はツォンガ対ドディグであり、アップセットが起こった試合だったのだが、雨が上がってかなり経ち、屋外コートで試合が始まっていたのを知っていたので、試合開始前に迷わず外へ。オリンピック用の改修が行われる際にはつぶされてしまう中央広場に行くと、ここにもビーチテニスのコートが。雨止んでよかったねーとブースを見て回ると、ブリヂストンのブースの店頭にX-アーマーが激安で売っているではないか!同じモデルでもなぜか値引率が違い、安いものは2000円から!これは逃がしてはならんと奥へ行ってオムニ/クレー用モデルの希望サイズを言うと、おお、在庫あり!残念ながらディスコン製品の在庫一掃セールでも最高値の4000円だが、もはや楽天ではサイズさえない状況なので迷わず購入。オールコート用も買うかどうか迷ったが、まだ使えるものが複数あるので自重。いいぞブリヂストン!レシートなかったけど消費税は多分内税だったんだ!がんばれブリヂストン!会計上の処理はわからんが顧客はうれしいぞ!再来年にはまたいいテニスシューズつくってくれよな!


ということでたどり着いたのは、もちろんクラブハウス前にある我が愛しの第1コート。そこで第2セットも半ばを過ぎ熱い戦いを続けていたのはシャルディとチウディネリ。第1セットをタイブレークの末シャルディが取り、ランキングどおりストレートで行くかなと思ったが予選上がりのベテラン、チウディネリがど根性を見せる。シューズがなぜか幼馴染の天敵モデル、バリスティックであるのはいかがなものかと思ったが、クラブハウスからの反響も大きな掛け声とともに反撃、第2セットを取る。フォアとサービスの破壊力で売り出し中のシャルディだが、この試合では期待ほどの決定力は見せられず。サービスは全般的に直線的な軌道で、ストロークも激しくボールを潰すものの、軌道はこのコートで「一般的な」、比較的低くネットを超え、跳ねを抑えて相手の打点を高くさせないものだった。2次元的な組み立てが多いが、ツアー選手のなかではほんの少しだけポッチャリ系(普通の白人から見れば痩せ型)のチウディネリが拾い捲り、攻めの配球で逆襲する。が、徐々にシャルディのショットの破壊力が上がり始め、それでも第3セットも大詰めタイブレーク。最後は本当に紙一重の差でシャルディが辛勝。勝者以上にチウディネリの頑張りが目立った試合であった。


10月12日(土)のつぶやき

2013年10月13日 01時08分52秒 | Weblog

神を恐れぬ論陣を張ってなお観戦記は続く…(笑)『131011テニスメモ(いまさら楽天オープン観戦メモ 2) :op's weblog』 goo.gl/2zcECw


米国国立点火施設、核融合のマイルストーンを達成するも米政府の予算問題によりプレスリリースを出せず | スラッシュドット・ジャパン サイエンス science.slashdot.jp/story/13/10/11…


#Saudi women flood social media with driving videos, pictures ara.tv/4tkbn via @AlArabiya_Eng #Saudiwomendrivers

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くそ暑いが昼は煮込みうどん。


(news) ニクソンよりひどい? オバマの報道弾圧についてジャーナリスト保護委員会が警告 tinyurl.com/mpzwzen

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131011テニスメモ(いまさら楽天オープン観戦メモ②)

2013年10月12日 09時44分18秒 | Weblog
テレビではモンフィスのノラクラテニスに翻弄され気味だったジョコビッチが冷汗の準決勝進出を決め、次はマジメ同士のナダル対ヴァヴリンカがしっかり打ち合って1stタイブレーク。ただ観客の方は悪い癖?が出て、ウソのラインコールを叫んで主審を混乱させる始末。以前ラオニッチ対ロディックの決勝戦マッチポイントを邪魔して終わらせてしまい非難轟々だった東洋人カップルを思い出す(確かロディックの帽子飛ばしパッシングショットがあった試合)。


楽天ジャパンオープン2013本戦3日目、センターコートの第2試合はデル・ポトロ対ベロックの同国対決。試合の方はいつもの通りじっくりとペースを上げてゆくデルポに対し、最初からやや諦め気味のベロックはラリーが続かない。唯一の見せ場はデルポのあまいドロップボレーを股の間から叩いて抜いてみせたショットで、あれだけでプレイオブザウィークになれる。

次の覇権を握る最有力候補であるデルポはよくその破壊力が注目されるが、実際の試合運びはとにかく堅実がモットー。第1セットいっぱいかけて徐々に調子を上げてゆき、その間はとにかく無理をしない。遠いボールを諦めるのも早い。が、そのかわり届く範囲はとにかくしっかり返す。なにせ公称身長198cm、無理しなくても守備範囲はそこそこ広いので、相手は自然にリスクが高いエリアを「狙わされる」ことになる。第2セットに入るとサービスのコースも動きもレベルが上がってゆき、ますます相手は手詰まりになってゆくのが定食コース。ラオニッチ同様サイズを生かしたテニスなのだが、戦略的にはレンドルとよく似ている。強いしクレバーだがすごく面白いかと言ったら、基本的に「攻撃側の失敗を重ねさせてゆくための」攻撃が殆どなので…


そういえばべロックは厚い当りのシングルバックハンドを打つ。今大会では最近初戦負けが続いていたアルマグロが活躍したが、直接彼のプレイを観た人によるとバックハンドのスイングスピードと打ち出されるボールの威力は相当強烈だったようだ。で、この日の帰り道、雑誌で見かけた、フェデラーのバックハンドについて著名コーチが分析(賞賛)している特集がちょっとひっかかった内容だった。何の実績も権威も無い素人が個人ブログに書いているというエクスキューズ前提での反論になるが、やはりフェデラーのバックハンドは弱点である。その弱点の多くは実は技術的なものではなく、子供の頃からバックハンドショットが弱かったという心理的な理由と、得意なフォアハンドで試合を組み立てたいという戦略的なものだろう。だから基本的にフェデラーのバックハンドストロークは、攻めるより攻めをかわしたり、次にフォアハンドに回りこめる時間をつくるための使われ方をすることが多い。一方、シングルバックハンドが得意なガスケやアルマグロ、ヴァヴリンカ等は、それほどフォアに回り込むことに固執せず、より早い段階でバックで叩くことを決め、厚い当たりで攻撃するのだ。フェデラーのバックハンドは球種は多彩だが、単体でポイントを決めにくる要素は少ないので、サービスやフォアハンドとは違い、(レシーブ同様)あまり怖さがない。

技術的な側面を見ると、同じように振り切っているように見えても、前に挙げたバックハンドのハードヒッターに比べると威力も狙って打ち込む場所も落ちる。これはバックが得意な連中とフェデラーやサンプラスのフォームを比較するとわかるが、バックにより自信がないグループは肘を曲げてラケットを低く構え、ボールを腕のスイングで持ち上げるようにループスイングでトップスピン打っている。対して、得意なグループは、振り始めから腕をほぼ真っ直ぐに伸ばし、かなり直線的な(しかも水平に近い)軌道で打つ。さらに、旧世代のシングルバックハンドの名手としてフェデラーと特集で比較されていたエドベリ含め、トップスピンのための回転をかける作業は、腕の振りでは殆ど行わない。直線的な(必然的にスイングスピードはより速くなる)腕の振りの副産物である手首の下から上への回転、しかもラケットが水平からヘッド側が高くなる、しっかり加速がついた状態の時ボールをヒットしているのだ。一方、バックが(相対的にではあるが)弱い選手は、しばしば加速が充分ではない、ラケットヘッドが下がっているか水平の状態でヒットし、腕を振り上げることでボールへの入力を補おうとしているのだ。結果、バックが強い連中のショットは、打点が高く、厚い当たりで回転もより強烈なものになっている。

脱線ついでにフェデラーの今後について述べるなら、昨日モンフィスに負けた試合もそうだったが、フォアやネットプレイを活かすためにはまずサービスの「制圧力」を上げるしかない。キャリア終盤のサンプラスのように、技術もそうだがポパイのような筋肉をつけることも考えていいと思う。ストロークは、レシーブ含めやはりバックハンドでも積極的に攻めるしかないだろう。そのためにより許容範囲が広いラケットを選択するのはアリだ。この場合、極端に面の広いモデルではなく、空気抵抗を下げながらヒットできるエリアを広げるために、ラケットフェース周りのフレームを、正面から見た厚さを削り、横から見た厚さをふやしたモデルにするアプローチがより適していると思う。


神を恐れぬ論陣を張ってなお観戦記は続く…(笑)




10月11日(金)のつぶやき

2013年10月12日 01時08分48秒 | Weblog

Brazil to host global internet summit in ongoing fight against #NSA surveillance on.rt.com/94xcs4

continentalopさんがリツイート | 74 RT

日本の「核の傘」ほど抽象的な安全保障はない。日本が核攻撃を受ければ、アメリカは自国への核攻撃を覚悟して、代理の核報復攻撃を行うというという。たとえアメリカが核攻撃をためらっても、日本は核攻撃で壊滅的な打撃を受けている。アメリカに抗議出来る訳がない。まさに外務省的発想の核滅亡論。

continentalopさんがリツイート | 50 RT

国債格下げすれば制裁される国なのでさもありなんですが。『ゴールドマンの利益相反報告で解雇-NY連銀を元検査官提訴 - Bloomberg』 bloomberg.co.jp/news/123-MUHSC…


あの丸顔童顔じつはちっさい。『131011テニスメモ(いまさら楽天オープン観戦メモ?) :op's weblog』 blog.goo.ne.jp/continentalop/…



131011テニスメモ(いまさら楽天オープン観戦メモ①)

2013年10月11日 20時49分15秒 | Weblog
ということでスカパーの拡販キャンペーンにより上海マスターズまで「観させられる」状態でややテニスにもお腹一杯なのだがメモブログなので知見らしいものは残しておこうということで書く。


楽天ジャパンオープン3日目。行ける日はこの日しかなかったものの、天気予報は芳しくなく、一時的に週間天気予報で雨マークが取れた日にネットでチケット購入したとたん予報がまた雨になるという、うんざりする展開。本当は去年同様予選を楽しむつもりだったのだが、市民大会と重なってしまい、去年結果が芳しくなかったこともあり試合を取ったのだった。


ということで傘と上着、座席用クッションにそれを包むポリ袋まで持って出撃。屋外での食事は期待できないので、国際展示場駅そばのコンビニで弁当・飲料・スナック類を買い込み、首都高を渡る歩道橋の上もそれなりの人影。歩道橋降りたそば、スタジアムを見上げる位置にタイ料理、ケバブに加えスターバックスが参戦。で、スタジアム脇には「たぶん今日はうれしくない全天候型」夏スポーツ?であるビーチバレーの特設コート(砂場)。そぼ降る雨に加え、A席(元々スタジアム観戦は主目的ではないため)に腰を落ち着けてみると、乱視用メガネを持参しなかったことを激しく後悔。一年でかなり悪化してしまっていることを再確認することとなった。


さて、最初の試合はラオニッチ対添田。入場してウォームアップに入るラオニッチ、とにかく頭が小さく足がえらく長い。映像だと横に広がったりアップの場面が多いのでわかりづらいのだが、周囲と比較しやすい環境だと、あの丸顔童顔じつはちっさい。いや、正確には身長に比べて普通人サイズ。体も他の白人プレイヤー同様細く、そして膝下が非常に細長い。あれだけダッシュ&ストップを繰り返す競技なのにも関わらず、ふくらはぎが細いのが白人テニス選手の特徴で、その代わり足首は太い。足首のバネはふくらはぎの筋肉量ではなくアキレス腱の長さに大きく依存するという話を以前テレビで観たが、連中と対照的な骨格である自分は、このような一見に如かずを実践してもあんまりうれしくもありがたくもない。

試合が始まると、ラオニッチがサンプラスのフォロワーであると騒がれる理由が良くわかる。今のトッププレイヤーは多くが強力なサービスを打つが、基本的に、その後始まるラリーにおいてできるだけ優位な状況をつくるぐらいの扱いであることが殆どに見える。所謂3球攻撃の重要性はよく言われるが、実際の試合を観ていると、トップの連中も早めにミスするのを嫌うこともあってか、早めに攻めることには結構慎重であり、それは試合の序盤であれば尚更である。が、ラオニッチの場合、最初に狙うのはサービスエース(ノータッチでなくとも)、そこで決まらなくとも返球をフォアハンドでの回り込みクロスで仕留めるというシンプルな戦法を基本にして最初からプレイしている。だからサービスのスピードとコースの打ち分けのレベルがやたら高い。また、テレビ解説等で指摘されていたように、フットワークが良くなったせいか、前へ出るよりフォアハンドへ回り込み叩くというパターンが多かった。戦況に余裕があると判断した第2セットでは高く跳ねるスピンサーブを多用してネットに出ていたが、相手のセカンドサーブが遅いと判断するやレシーブポジションをぐっと上げてレシーブから叩くなど、その体格からサンプラスよりシャラポワを連想してしまった。相手の添田氏には申し訳ないが、トーナメント初戦ということで、実戦での動きを一通り確認しているという雰囲気が強く、強い自信を持つ(さらに強固になっている)サービスという後ろ盾を基にかなりリラックスしてプレイしていた。着実にトップに近づいている攻撃型の選手であり、ネットプレイも多いことは好ましく思うが、基本的に2m近いサイズありきのテニスという印象が強く、はっきり言ってサンプラスのように「打ち方から勝ち方までこういうテニスをしてみたい」というファンタジー?的なものは薄い。一方の添田は作戦なのか体調のせいなのかこの日はサービスがえらく遅く、ラオニッチのプレイスタイルに加え、彼独特のとにかくあまり楽しそうでない表情でのプレイが目立つ試合となってしまった。



前述のように一番安いA席を取っていたのだが、とても密度が高いと言えない状況にもかかわらず、僕が確保していた席を平然と占領しているおっさんがいた。どかすと二つ隣りに移ったが、今度は試合途中に入ってきた坊主頭の子供がすぐ後ろの席に座ってしばらくすると「そこ僕の席なんですけど」と言ってきやがった。チケットを見せてもらうと、先ほど席を誤魔化していたおっさんの席の番号。抑え目の音量でおっさんを怒鳴りつけると「本当はもっと真ん中の方の席」と言いながらこそこそ出て行ったが、あの様子ではチケットを持っていたかどうかさえ怪しい。更におっさんをどかしてやったにも関わらず礼も言わないガキの方は、そのうち家族か友人がいるらしいSかSS席のエリアへ移っていってしまった。空いてるとはいえなんだかなあ…