op's weblog

文字通りのログ。経験したことや考えたことの断片のアーカイブ。

131016テニスメモ

2013年10月16日 21時37分55秒 | Weblog
2週間以上テニスの試合観てきて、その後自分の試合2日連続ということになった。

今回の最大のテーマは、成績に関する言い訳でもなんでもなく、ストリング選びだった。初めてポリエステル系ストリングを常用し始めてから使い続けてきた廉価で馴染んできたブランドがどうも会社ごとなくなってしまったようで、代わりを探さなければならなくなったのだ。条件としては、手や指の関節に響かない衝撃吸収力、だがフェイスの小さなフレームを補う反発力、そして極力廉価なこと。僕はハイブリッド張りにしていて、しかも縦糸として組み合わせるのはモノマルチ型で柔らかいナイロンストリングなので、ポリエステルの横糸が問題なくとも摩擦で縦糸の劣化が非常に早い(つまり張替えが早い)のだ。総ナイロンも試してみたが、いい感触の糸はハードヒット時にボールをホールドする時間が長すぎてかえって手に響く。

上記の条件で探して最初に目につくのがシグナムプロの製品だった。そこでまずプラズマピュア(1.23mm)を取り寄せて試したが、衝撃吸収力は非常に優秀だったものの、反発力が期待ほどではなく、パワフルな球を打つのに以前より力が必要だった。次にポリプラズマ(1.23mm)を取り寄せ、プラズマピュアは、縦糸をより細くしたものと組み合わせて比較した。これは地元の市民大会の予選で試したが、ポリプラズマの方が満足できるスピードとスピンを備えたショットを打てた。が、翌日手の関節に違和感が若干残る。そこでテンションを3ポンド下げて張りなおしたものと、新たに細い1.18mmのポリプラズマを取り寄せて同じテンションで比較した。これらを2週間後の市民大会の決勝トーナメントとその翌日の県のベテラン大会で試したのだが、前回より飛びは若干よくなったが衝撃吸収力の方は未だ満足できるレベルではなかった。多分毎週の練習であれば何とか許容範囲だろうが、ニューボールでガツンガツン打ってくる相手と試合するのはちょっとつらい。今シーズンの最後の試合が11月の頭にあるので、スペック的にはプラズマピュアとポリプラズマの中間の柔らかさがあるらしい、ハイペリオンを試すつもり。


さて、日曜日に参加した市民大会の決勝トーナメント、引き続きグリーンサンド。相手には関係なくこの日のテーマは前述のストリング評価に加え、日頃プレイが少ない土のサーフェイスへの対応、そして2日連続の試合を乗り切るよう体への負担を考えること(土では踏ん張るせいか、特に股関節が疲れる)、さらに風がある状況でのサービスの品質。

1回戦、またロブの徹底攻撃でもされるかと思ったが、それほどあからさまなものでもなく、しかし徹底したバック狙いできた。こちらは課題のサービスが入らない状況が続き、あきらめてスピン系の入れるサービスに切り替え、ストロークも返して続けることを主体に、叩けるボールがきたら叩くというパターン。ひとつのゲームが決まるまではポイントを取ったり取られたりという感じだが、スコア的には最初の1ゲーム与えただけで終盤になり、ここで「気持ちよくサービスもストロークも打てていないなー」と思いどうしようかと考えているうちに2ゲーム取られてしまう。が相手の追い上げもここまでで終了。

正直なところ、2週間前の予選と同じく、心の余裕の差で決まったという印象。まず、最初の数ポイント打ち合って相手のショットと動きのレベルがわかる。わかるとゲーム内で競っていても「最終的には負けないだろう」という気持ちで打ち合いを続けながら、チャンスは逃さないつもりでプレイしていた。一方相手はこちらにチャンスボールを渡さないために配球でリスクをより多く取り、さらに自分に来たチャンスボールは逆襲されないよう強く決めなければならないというプレッシャーにさらされていた。そして何といってもこちらがチャンスボールを提供したり、ミスをしがちなポイントを結局相手が見つけられなかった(識別できなかった)。まあスポーツの試合の典型的な例。これは自慢や何かで書いているのではなく、翌日は僕がその立場になったのでつくづく身に染みたのだ。


2回戦は前回の優勝者。年配だが背が高くスポーツマンタイプ。打ち合っていても取り立ててすごいショットは無い。が、自分からはなかなかミスをせず、守備が堅い。こういうタイプは珍しくない。テニス歴や学生時代にハードなスポーツの経験はなくとも、サイズからくる守備範囲と筋力、反射神経、集中力でなんとかしてしまうのだ。

日本人の普通の体格で筋力も普通かそれ以下の人が、硬式テニスを始めて最初に戸惑うのが男女問わずラケットとボールの重さ、打球の速さと軌道だろう。が、サイズ、筋力がある人は格好よくは打てないかもしれないし、相手を圧倒する威力のあるボールを打てないとしても、大げさに言えば卓球のラケットであしらうように力まずラリーを続けてしまうのだ。相手は大男が縦横無尽に動いて全身を使って機械の様に強打してくるわけではない。日本で社会人がアマチュアレベルで楽しむ分にはこれで充分足りてしまうのである。これがフェイスが大きく、軽く、反発力がある、つまり扱いやすいラケットが普及することでより顕著になった。早期に余裕を持ってラリーできてしまうと、精神的にも余裕が出来てテニスというゲームで得点するコツをまた早く見極めることができる。具体的には配球、早く的確な守備、そして相手の弱点を見つけることに徹底的にフォーカスする。この手の連中は大概それ以上の色気を出さない。あくまでゲームであり、たくさん勝って楽しむものなのだ。徹底した現実主義者なのだ。

試合後に色々話してくれたのだが、彼はまず強いサービスを打たれるより自分が先にサービスをすることを選んだ。次に、序盤こちらがフォアの強打で得点をしていたので(攻められると防ぎきれないポイントが続いた)、バック側中心に、深いボールを打つようにした。ただ、弾むボールは避けて低い弾道にして上から叩かれることを避けたようだ。

こちらといえば、翌日と見た目は違うが同じ間違いをした。調子が上がっておらず、適切に動けていないのに自分の好きに、気持ちよく打とうとしてしまったのだ。結果、一言で言えば自滅というやつである。風があって不安定なのにサービスを強く決めようとする。バックに打ち頃の球が来れば、踏み込みが甘い状態で強打してアウトする。そのうちフォア側に来たチャンスボールも踏み込まず打ってミスる。

相手は前日まで泊りがけのゴルフ合宿をしていて、年齢はしばらくしたら還暦。それでも、近隣の市民大会でも上位の成績を出し続けており自信にあふれていた。が、前段からわかるように、結局そういう相手に関係なく負けたと言える。試合前に掲げたテーマからして勝ち進むためのものではなかったのだ。


翌日の試合は平均レベルが段違いに上がる大会。コートはオムニ。相手は同じ年代とは思えない外見で、よく訓練され鍛えられていることがよくわかるフォームから強打を中心とした、体育会的なパワフルなテニスをする。

試合が始まってみると、タコ殴りにされるかと思ったが、相手はミスもするしカウンターで反撃できてしまったりして最初はお互いにキープ。が、僕は既に致命的な判断ミスをいくつかしていた。まず、確かに相手の打つボールは速いが、実はそうでもない。というのは、飛んで来るときは速いが、跳ねた後はそれほど伸びていなかったのだ。それでも「速い」という意識を過剰にしてしまって、またいつもの悪い癖である、ボールを長く見すぎてしまう癖が出てしまったのだ。おかげでストロークのタイミングが合わず(でも振り遅れにはならない)、落下点の予測を誤ることもあった。もう一つは大きな“失点源”となった、バックへ来るスピンサーブのレシーブミスだが、これも最初の印象ほど伸びては来ないので、しっかり踏み込むか、試合の後半にしたように、ポジションを下げて処理すれば問題はなかったのだ。

序盤はノータッチのサービスエースやフォアハンドのエースを決めたので、相手は警戒したようだが、ミスも多かったので、相手はペースを少し落としてミス待ちに出た。ここで僕は前日の2回戦と同じ間違いをした。「調子が上がっておらず、適切に動けていないのに自分の好きに、気持ちよく打とうとしてしまった」。技術的に顕著に出たのが、余裕があるのに前ではなく横に踏み込んで打ちアウトやネットするパターン。それが続くとますます相手は余裕が出て、前日の1回戦の逆のパターンになっていった。


自分の理想のプレイを最初からやろうとするのではなく、しっかり試合に馴染むことでミスを防ぎ、主導権を容易に渡さないことで相手に精神的な余裕を与えないこと。相手が気持ちよく打てない状況をつくり続け、チャンスボールをきちっと決めてゆくことで徐々に自分のしたいテニスにもってゆくこと。しっかり打てたときには相手のほうが食い込まれてミスするパターンが多かったし、スコア的には大きく離されてしまったが、チャンスはいくらでもあった試合だった。結局相手も人間なので、とにかくポイントを取り続けていけば崩れてゆく。逆にいいショットを打たれても、スコアがそうでもなければ崩れないのだった。そういうことを無視した、ゲーム的頭の悪さがはっきり出た二日間だった。
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10月15日(火)のつぶやき

2013年10月16日 01時05分09秒 | Weblog

#firefox またすぐ止まるようになった。どうも#thunderbird と連携しているようで、#thunderbird バージョンアップする度調子悪くなる気がする… #thunderbird はそれでなくても問題多い。


#firefox#マイナビニュース 開くととたんに動きがギクシャクするんだよな。一方、 #opera#twitter の投稿作業するとすぐ止まる。


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10月14日(月)のつぶやき

2013年10月15日 01時05分14秒 | Weblog

これは絶対生で観たほうがいい。『131013テニスメモ(いまさら楽天オープン観戦メモ 4) :op's weblog』 goo.gl/U3HH6B


近所のハーレー、今の今までキャブが一つしかないこと知らんかった。しかもFCRに換装してある。だけどバッテリーが端子までむき出し。バイクはレース雑誌しか読んだことないので未知の世界だ…


台風直撃の日に、マスコミが全国で台風中継してるように、1Fでもカメラとレポーター入れて現場状況を全国生中継してくれればいいのになぁ…。いかに少ない作業員で大変な思いで台風対策と処理をやってるかをわかって貰えるし、全国の人が見れば、もっともっと作業員を増やせっていうはずなんだけど…

continentalopさんがリツイート | 649 RT

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131013テニスメモ(いまさら楽天オープン観戦メモ④)

2013年10月14日 06時26分45秒 | Weblog
そういえばタメ息タブーな応援の件、「観客に注文つけるんじゃないよ!」とご立腹のコメントもたくさん見かけたが、これはある意味スポーツの楽しみ方を拡げる話でもある。つまり選手のプレーに一喜一憂する、言ってみれば受け身の観戦とは別に、競技種目の特性を理解した上で、場を盛り上げることによって、選手達からより良いプレイを引き出すという楽しみ方もあることだ。

テニスは最小単位の戦いを積み重ねながら、2ポイントもしくは2ゲームという「どちらかが充分な差をつけて勝つまで延々続く」競技だ。それを1対1もしくは2対2でやるわけなので、動きは激しく派手にボールは飛び交うが、とても持久力忍耐力が要る。で、「なら観客はどう応援すりゃいいの?」という問いには、僕なら「マラソンや山登りを応援する感じではどうでしょう」。遥か先のゴールまでの道のりを見越したペース配分や駆け引きもある。途中つまずいたり差が出来ても、ゲームやセットの大詰めで頑張れば大逆転はいくらでもあり得る。そんな前提で観戦すれば自然に応援のし方も変わるだろうし、もちろんポイント毎のスーパーショットも楽しめる。


やや乗り遅れ気味の話題から楽天ジャパンオープン2013本戦3日目の話に戻ると、1コートの次の試合はドルゴポロフ対ティプサレビッチ。この日の僕のお目当ては実は初来日のドルゴポロフだった。体全体のバネを使ってテンポ良く多彩なショットを打ってくる。生で見たい(確かめたい)選手の一人だった。ただ、昨年の全米だったか、超ディフェンシブなトミックとやったときは、延々ゆるいスライスを打ち合ったりしていたので、どういう試合になるか蓋を開けるまでわからない。

さて、入場してきた両選手、まずドルゴポロフの方は、映像で見るとカチューシャつけたおばさん頭が印象的だが、実物はそんなに顔もでかくない。華奢な印象だった体も細身ではあるが骨格はやはり白人のそれで、脛も細長い。昨年から使っていたプロスタッフの95平方インチはやめたようで、フレームにPWS(重り)の膨らみが無い黒塗りのプロトタイプを使っているようだが、それで靴裏を叩く音が異様にでかい。フェイスも小さめだが相当重くて硬そうなフレームだ。対するティプサレビッチ、ドルゴポロフよりやや小柄で180cmにもギリギリ届かないだろうくらいの体格。意外なふくらはぎの太さが共感を呼ぶ。

試合に入るとちょっと元気がなかったのがティプサレビッチ。試合後のツイッターによると直前に食あたりで数日寝込んでいたらしい。一方ドルゴポロフは順調に、早速持ち味である多彩な配球による速攻を繰り出してきた。

これは絶対生で観たほうがいい。

テレビではわかりづらいが、例えばバックハンドスライスだけでもフォームが同じように見えても横に「ねじれる」球、あまり跳ねず止まる球、低く滑ってゆく球その他打ち分けており、フォアハンドの強打も「押してゆく」球と決めにゆく球でははっきり軌道や回転が違う。つなぎの球も、この1コートではあまりムーンボールを見ることはないのだが、時々混ぜて相手をリズムに乗せない。クイックなサーブも直線的な軌道で威力充分。
基本戦略は速攻と多彩な配球で終始相手を振り回し続け支配権を渡さないというもので、レシーブポジションもどんどん前へ詰めてくる。

ティプサレビッチは体調不良ではあるが、シードのついたトップ選手らしく、全てのショット、動きのレベルが高く、力強く安定感のあるプレイをしていたが、試合が進むにつれてさすがに体力が落ちてきたようで、振り回しに対応しきれなくなってきた。序盤はしっかり処理していたドルゴポロフのバックハンドスライスももてあます場面が出てきて、土壇場のポイントでは頑張りを見せるものの、ストレートで試合は終わった。

ドルゴポロフ、あれだけ体全体のバネを使うフォームであれだけスピードのある多彩なショットを打ち分けるのは本当にすごい。課題は、プレイスタイルが他の選手に慣れられてきてランキングの伸びが止まったことが示すように、やはりフィジカルメンタル両方のタフネスだが、まだ若く華のある選手なので是非上位に行って欲しい。


あとはビッグアップセットとなったセンターコートでのダブルスが残っていたのだが、腰の問題もあるのでこれで退散。そういえば1コートで独りぽつんと観戦中、わざわざその後ろに座ってきた男がゴソゴソやっているので帰りがけに見ると、A4サイズの紙に「コートサイドで観戦した方はお帰りの際500円払ってください」なんて書いていた。失礼ながら風体も怪しかったので近くにいた大会関係者に言っておいたがどうなったかなあ。
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10月13日(日)のつぶやき

2013年10月14日 01時05分04秒 | Weblog

勝者以上にチウディネリの頑張りが目立った試合であった。『131012テニスメモ(いまさら楽天オープン観戦メモ 3) :op's weblog』 goo.gl/2CcQc0


Global #MarchAgainstMonsanto LIVE UPDATES: 'If you're so proud of your product, just label it!' on.rt.com/4x3bwp

continentalopさんがリツイート | 77 RT

Roger Federer splits with coach Paul Annacone goo.gl/fb/fAYsI #tennis #mail

continentalopさんがリツイート | 6 RT

デル・ポトロ、準決勝とは違いジョコビッチにボコられて終わるのかと思ったら、きっちり2ndは上げて取り返してしまった。トップに対してもピークの上げ方を使い分ける底知れなさ…すごい… #gaora #tennisjp #テニス #上海マスターズ


最終セットタイブレークで決着。トップ3の中で一番試合中波があるのに肝心なポイントは渡さないジョコビッチ、強し。デルポトロ穏やかながらタオル被って悔しそう。まだパリ、ロンドンがあるぞ。でもほんと、感情表現て人それぞれ。 #gaora #tennisjp #テニス #上海マスターズ

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