おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の田中です。
先日、福島県に旅行した際に宿泊した民泊の建物が特徴的な建築物だと感じましたので、ご紹介します。
(Blogの掲載については、許可を得ています。)
建物名:シャレ―裏磐梯
場 所:福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字剣ケ峰1093
竣工年:1980年頃
中央部がRC造、その両側が校倉造になっている建築物で地上3階建てです。
中央部がサービス空間で両側が客室となっています。
建物の外観、構造、空間構成としてはごく一般的な建築物ですが、特徴的なのは校倉造の材にありました。
材の一つ一つが秋田県産杉の芯材を使用しており、40年ぐらい経過した現在も狂いや腐食もなく機能しています。
▲外観 RC造と校倉造のハイブリッド構造です。
▲外観 正面入り口。寒冷地ならではの大き目の前室があります。
▲内観 客室部から中央部を望む
▲内観 袖壁小口部をよくみると、一つ一つが芯材であることがわかります。
▲内観 客室
偶然の巡りとはいえ、良い建物に出会えてよかったです。旅館の方も珍しい建物だと把握しているようで、丁寧に維持運営されているのがわかりました。
今回ブログの掲載を快く許可していただいた旅館の方に感謝申し上げます。
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