「猫ボウ(追う)より皿引け」という。何年も前から猫用防糞ネットを張っているが、時々芝刈りで外して面倒なので敷くことを省く。そうするとまたやってくれる。別の場所でもやってくれるので結局イタチごっこだ。野良猫、野良犬忌避剤を買ってきて撒いても大して変りはない。
相性の悪い人とも皿引いて関わりを避けるのが賢明でストレスを溜めない秘訣だろうが、なかなか相手が人間ではかえって始末が悪い。
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数日前居間のレースカーテンの洗濯をした。2年くらいずぼらしていたのでタバコのヤニとストーブの油煙で真っ黒で、いかにも気持ちが悪かった。キッチンの煤煙はIHヒーターなので少ない方か。仕立てのカーテンではなく安物を買ってきて吊ったもの。
塩素、サラシは×の印がついている。ふきん、おしぼり、食器などに使えるキッチンハイターでシャツや下着を漂泊するので、洗濯槽に大目にハイターをいれ漬け置きした。
10分くらいで真っ黒の水になった。長めに漬け置きし5枚を洗った。裾は引きちぎれて哀れにへたった化繊レースだ。
それでもまあまあきれいになって、部屋が清潔に感じる。厚手はこれからの仕事でまだ手つかずになっている。
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先週、市の下水道課と下水業者が来宅され、半年ほどの工期でこの町内一帯の下水配管の補修工事に入る。通行止めも生ずるので町内に案内チラシを配布して欲しいとの依頼だった。
若い者が自治会長を仰せつかっているからだ。
家の前は三差路で下水と汚水の大きなマンホールがある。道路にペンキのマーキングがされていた。
二つのマンホールのどれかが2週間ほど前から蓋鳴りする。車が通るたびカタン、カタンとかなり大きい音がするようになった。足で踏んで確認してもビクともしない。
重い腰を上げて市役所の下水道課へ電話した。すぐやる課のようにブログを打っている間に若い職員二人がきてくれ音を出す蓋を確認し、開けて蓋の鉄枠を掃除してくれた。
下水と汚水の二つで、蓋鳴りは汚水の方、これは道路課の管轄だという。これを清掃してくれたが余計段差がついてしまったようだ。もう寿命かも知れない、様子をみてくれと言った。舗装との段差も大きい、1センチ以上は補修の対象だろう。
マンホール管理は当方現職時代の専門だった。ただし電力の方だ。国道の蓋の受枠が減って、段差ができて蓋がトラックの車輪通過で吹っ飛び、夜中に国道事務所から通報されたことがある。当方の相棒の管理者は、幸い飲んでいなかったので彼の運転で代替えの重い蓋を車に積み、復旧に行ったのが一番ヤバかった。
幸い事故を誘発せず飛んだマンホールの蓋は元に戻してあり無事故で済んだ。国道の委託業者が先に手を打ってくれたお蔭だった。蓋だけ取り替えて後で本修理した。二車線の国道で逃げ場はない。よく後続車両が事故を起こさなかったか不思議なくらいだった。
当方は電力設備の屋外プラントの設計、建設、保守を専任してきた。今思うと自ら事故に会わず、大きな事故も起こさず、よく40年も過ごしてきたと、幸運を感謝している。
当時は下っ端の現場管理職で、残業手当も労組の協議も要らず、僅かな管理職手当で、夜も昼も一丁事あるたび呼び出され、家人には苦労させ、使われ放題の下っ端管理者の悲哀を味わった。
深夜呼び出しの中でも、ヤクザ事務所やサンピンの嫌がらせ呼び出しには、度胸も胆力も話術も要るし、それなりの人間性や人情味が求められ、鍛えられたものです。
ご近所付き合いは、自分の価値観・道理をやたら人に押しつけてはいけないと思います。まして命令とか支配することは論外です。私はこれでひどい目にあった経験があります。
・もう十年余前のこと、年一度の3月末の町内総会が集会所で開かれた。総会が終わったら懇親会でお酒が出て弁当が出ます。欠席者は委任状が必要です。参加人数は町内の90数戸です。
・会が始まる頃、当時の自治会長(この人は地域の連合会長もやっていた地域リーダー)が、上座に座ったまま私を手招きした。そばへ行くと「今日の司会をやってくれ」といきなり言われた。
あっけにとられた私は、年上でもあるのでムッとして「断わる。第一どんな会議や宴会でも司会者は主催者がやるもの。班長でもない者に総会の司会者をやれなんて聞いたことがない。そもそも上座から手招きして人を呼びつけるなど失礼だ。あんたいつからそう偉くなった」と啖呵を切った。会場はかたずをのんで静まった。(そのとき自治会長は見苦しくもベロを出した)
・そして自席へ戻ったが、司会は副自治会長の医学博士、某病院副院長がやられた。懇親会になり向かいの席へこの博士が座られ、当時私は家内を亡くして数年だったので、終末医療の意見など懇談した。(この博士とは町内のゴルフコンペで2回も一緒に回った間柄だった)
・こういう立派な役員を差し置いて、私ごとき役員でもない者に司会をやれという魂胆がまったく理解できない。(人に何かを頼みたいなら事前に根回しする。これが日本の文化。人を満座の中でいきなり試すような行為はまともな人間のやることではない。ある年は彼に議長を指名された。)
・思うに、家人を若くして亡くし、当時も自分は酒に問題があって、この自治会長とは幸い別の班だったが、自班の新年宴会などでは見苦しく酔っ払ったし、酒癖の悪い職場の後輩が酔った勢いで自宅へ押しかけ、夜大声を発して近所迷惑をかけることも何回もあった。家を建て替え中、息子を道路でののしるなど大きな問題を抱えていた。
・そんなこんなでご近所さんに私は目に余ったのかも知れない。
・それから数年してまた彼が連合会長兼自治会長に就任して、新築したわが家を見に来て帰り際に「あんたのような人でも町内が面倒見ていかねばならん」と唾棄した。
・その年は運悪く私が班長をやっていた。老人会が連合会に協力要請があったとか。このリーダーはその支援はせず、旧老人会組織はそのままに、なんと連合会が主導し別派の老人会を結成してしまった。その役員には連合会役員がそっくり横滑りした。(老人会と公民館葬の使用料30万円制定の二つは後で多くの地域民の批判を受けた。今でも地域の老人会は死んでいる)
その老人会でまた何か役員をやれと命じられ、性懲りもなく会計監査くらいならと引き受けたら、雑用係に利用されまくった。その役員忘年会で積年の鬱積が酒で暴発し、隣席の役員に「彼は俺に偉そうに言うけれど息子は何だ、オームの出家信者で一時帰省中は警察の定期訪問を受けていたくせに・・」とボソボソ話した。(信者のことは近所の人は皆知っていた)
・これが彼に聞こえてよほど応えたのか、彼の班の新年宴会で泣いて息子のことを告白し、それを糾弾した自分をそしったらしい。(自己欺瞞に耐えられなかったか)
・この一件で自分は町内から浮き、自分でも嫌気がさしそれから町内行事からは一切手を引き若い者に任せ虎穴に逃避した。(謝りには行って土下座してきたが、「親父をもっと監督するよう一度息子に意見でもと思っている」と罵倒された)
・その事件で自分も目が覚め、アルコール断ちを決意し、保健所、断酒会、病院通院治療と本格的に断酒に取り組んで今日がある。
・当時近所の人に迷惑をかけ、自班のご婦人たちは心配してくれたが「彼は地域のリーダーを自認しているが、過剰干渉が過ぎる」と批判すると、それがまた伝わったか「いつ、お前に過剰干渉した」とまたからまれた。
・彼は私から見れば、唯我独尊、自己顕示慾がつよく、自己陶酔、うぬぼれの塊のような地域リーダーに見える。
(3年前にまた連合会長役がこの町内に回ってきたと、彼の差し金なのだろう自治会長が来訪され、連合会長をやってくれと無謀を頼まれたが言下に断った。そんな無体な話を持ち込まれる筋合いはない。ストーカー行為は犯罪だ。結局その役を彼はまた引き受け3度目の就任をしたらしい。嫌よ嫌よも好きのうちのだろう)
・愚かでお粗末な自分であるが、近所にこういう人がいるとほとほとお手上げです。
・この地域は6千数百人が暮らす大新興団地で連合会は、単位自治会27、地区連合会3を束ねる統括組織です。
聖徳太子「和を以て貴しとなす」の真意 このビデオの出演者は親子だとか。