喫茶店の帰り車庫に車を入れず投票所へ行ってきた。投票日を喫茶店の新聞を数紙読むまでもう忘れていた。投票券を持ちに家に入って意中候補の名前をメモした。1週間前の日曜日に投票依頼の電話が掛かってきた。元勤め先だった会社の労組の現職からだった。依頼のあった選挙区、比例区の候補者に素直に投票してきた。
喜寿の祝いに労組退職者の会からお祝いを8千円貰ったことがある。その原資は現職労組から多分の資金援助があると、裏話を会長からゴルフの時聞かされた。そのお礼の意味もある。
改憲勢力が3分の2を占めるかが焦点だという。この国の借金だらけの財政をどうするのか、全く聞こえて来なかった。選挙区候補の街頭演説を新聞で読んだが、最近の小学生の希望は「正社員になること」と書く子がいるそうだ。こんな希望のない国に誰がしたのか。
今朝の読売社説は消費税10%増税延期を自民、公明、民進、共産党とも賛成したのに、財源をどうするのか、選挙期間中全く聞かなかったと書いていた。政治と政治家は信用できない。
投票所のトイレで市役所の選挙事務の腕章をした職員に「今日は残業手当が2万円だな。いいな公務員は」と戯れ口を、出口ではゴルフ仲間のご夫婦と出合った。駐車場の会場整理ガードマンに労苦を労った。投票前に「候補名は漢字でもいいか」と職員に聞いたら「もちろんOKです」、退出の際立会人の方を見らた会釈された。投票日は暑い日だが好天で良かった。