岐阜市東部・岩井にあるこのお寺は別名「かさ寺」といいます。平安時代初期の歌人・小野小町(おの の こまち)が、「かさ」(天然痘)に患り、このお寺に祈願して治ったという。
本院は山の上で、下の集落・岩井に東院(別院・無人)があります。前には数軒の飲食店もある。
↑3枚は東院、東院の上の山に本院がある。車で少し登ります。山を登り本院玄関付近駐車場↓
小町観音 別棟の小さいお堂です。
小野小町像は百人一首をはじめ十二単衣で描かれていますが、十二単衣は鎌倉時代にできた着物で、小町はその100年ほどの平安時代初期の人なので、観音像のような着衣だったとのことです。
花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに 小倉百人一首 小野小町
釈迦が悟りを開いたとき菩提樹の木の下だったか、座っていた木とか言われます。下↓菩提樹
庫裏と書院の前庭は立派なもので、老松は近在でもそうそうない立派さです。
山門前の山桃の木