山田池からそのまま府道144号を進むこと約200m。
「出屋敷」交差点の手前で、民家と民家の間で左折する小道がある。
車1台やっと通れる幅だが、実はこれが東高野街道で、何やら一気にタイムスリップしたような風景になる。
道路がオレンジにカラーリングされているのが目印だ。(冒頭写真)
両側に古いお屋敷が続き、この一角だけ別世界のようだ。
古い里程標も残されている。
どうやらこの出屋敷地区の東高野街道は五畿七道の「南海道」でもあるようで、それを知れば納得の風景ではある。
府道18号に吸収された。
ここからまた何の変哲もない府道run。
信号を渡った先には、右側に枚方市立の体育館と陸上競技場が現れ、一気に令和の時代に。
せっかくだから陸上競技場を見てみよう。
こんなお盆のさなかにどこかの学生たちが練習している。
凄いなぁ~!
と思いつつ、それを記念にシャメするコスモタイガーも走ってる最中なんだけどね(笑)
さて、足を進めましょ!
再び府道run。
相変わらず見所は何もない。
途中、右手に大きなパン工場。
名古屋に本社がある、あのパンメーカーだ!
こんな所で名古屋の匂いを感じたりする。
隣り合うように浄水場があり、この辺りで行政区域は交野市となる。
さらに府道を進み、「出鼻橋」で小さな川を渡る。
ここで左に曲がれば、ようやく堤防から降りるような感じの農道らしき道で、ようやく喧噪から離れる。
でも両側は田んぼ?が続き、ちょっと不安ではあるけれど。
でもこの道で間違いない。
さらに足を進めると、やがて古いお屋敷が増えてきて、郡津(こうづ)集落の素敵な風景となる。
そうなると本日のゴール予定地まであと少し!
集落を出たあたりで街道は右にほぼ90度カーブ。
すると左側、田んぼの中に風化した標柱。
案内板も何もないけれど、「古代天野川地方条里区画●●?」かな?
要するにこの一帯は古くから開かれ、区画整理されたってことやね。
それにしても「天野川」とは素敵な名前ではあるが、実は東高野街道はこの先でその川と巡り合う。
というより、さっきの出鼻橋の小川はその天野川の支流になるんだよね。
ここで街道は京阪電鉄交野線の線路により遮られる。
また、線路と立体交差している立派な幹線道路は、先ほどまで散々走らされた府道18号。
余所者にはちょっとややこしい造りになっているが、その交差近くに東高野街道を紹介する立派な案内板がある。
うーーん、立体交差の陰みたいな場所で、これはちょっと目立たないからもったいないなぁ。
さて、このまま北西100mほどのところに京阪の郡津駅があるからさ。
ここをゴールに…と思いつつ、いったん郡津駅へ向かったものの、無人駅だし、周囲は自販機と公衆電話があるだけで何もない。
まだ15時前で、そんなに急いで帰途に付く状況でもない。
というわけで、ダウンジョグがてら、隣の交野市駅まで走ることとする。
立体交差のところに戻る。
東高野街道=府道18号、になるからさ。
そのまま府道に沿えばすぐの交差点が「梅が枝」。
ここで本日の旧街道runとしては終了とし、左折して京阪沿いの道を交野市駅に向かう。
片側1車線なのに、結構な交通量が、交野市の中心に近いことを教えてくれる。
はい、交野市駅で本日のトレーニング終了!
文字通り、交野市の中心駅で、それなりの体裁は備えているから、着替えたり休憩するにはちょうど良い。
山越えをしたわけでもないからね、まだ体力的な余力はあるものの、この先のルートと交通アクセスのバランスを考慮すると、この辺で区切りとしておきたいのさ。
まだ初回だからね、社宅に戻るルートも簡単!
というより往復とも京阪だけ。
交野線のちょっとローカルチックな雰囲気を味わい、枚方市駅で本線に乗り換えれば、まだ明るい時間帯に社宅最寄りの北浜駅到着。
平日は多くのビジネスマンが行き交う淀屋橋・北浜界隈も、お盆期間中だと交野市駅周辺より静寂な、ちょっと不気味なタウン。
スーパーで買い物を済ませて帰宅。
コスモタイガーも溜まったブルーレイでも見ながら静かに過ごすとしましょうか。