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コスモタイガー漂走記~旧東海道編(22)

2012-09-19 | 旧東海道run!!

青春18切符2回目の旅♪
ということで、JRを利用した方が良いからね、共和駅に車を置き、あとは島田駅まで東海道本線乗継ね。

18切符は、5回セットで11,500円はすでに説明済みだけど、1人が5回使っても良いし、5人1組の旅行で使っても良く、利用形態に制約はない。
ただし、以前は5枚バラバラの切符だったので、5人で旅しても、それぞれが最寄りの駅から使ったり、途中で別れることも出来たけれど、現在は1枚の切符に5回分のスタンプを押していく形式に変更になり、「グループ旅行なら全員同一行程」であることが新たに条件に加わってしまった。
まぁ、単独行の自分には関係ないことなんだけど。

前回のゴール地点「本通2」からそのままスタートしても良いんだけど、何となく前回やり残した感があった。
川越遺跡について詳しく案内している島田市博物館をじっくり見学してみたい。

ということで、歩けない距離でもないけれど、タイミング良く、駅前からバスに乗り、向島西という停留所で下車。
運行会社は「しずてつジャストライン」。
名前のとおり、静岡鉄道系列のバスだ。

停留所から7~8分ほどで博物館に到着。
しばしのんびり見学して過ごした。

本日はここをスタートとする。
2キロほど重複するけれど、走ってしまえばたいしたロスじゃない。
で、前回のゴール地点「本通2」をほどなく通過。

さらに東に向かって走ってまもなく、何やら神輿を担いだ集団、そしてそれを見学する多くの観客。
何事かと思いきや、今日は偶然にも「島田宿川どめ夏祭り」ということらしい。
相当な人混みで、こんなところを走るのは少々場違いな気もして、恥ずかしい。

この辺りに「島田一里塚」があったらしいけど、なにぶんお祭りの中を縫うように走っているため、それどころじゃなく、見落としてしまった。

何とかお祭り地帯を抜け出し、「御仮谷」という交差点で、国1に合流。
そのまま道なりに進む。

橋を渡ってしばらく、「道悦島西」の交差点に出る。
左に分岐する道が東海道やね。
でもそれもつかの間、すぐにまた国1に吸収される。
右側1本奥に「六合駅」がある。

しばらくは単調な国1run。
「一里山」という、いかにも東海道らしい名前の交差点から右に分岐するのが東海道。
この辺りは松並木が今も残り、街道らしい雰囲気を残す。
やがて「上青島一里塚跡」。
江戸から数えて51番目とか。

東海道らしいうねりを残すこの道をしばらく走ることになる。
「育生舎跡」なる史跡もある。
昔の学校ってことやね。

興味ある史跡も随所にあって、結構楽しい。
「千貫堤」という案内板。
洪水の多かった地域で、かつては大きな堤防があったらしい。

「東海道追分」の案内板がある。
どうやら開拓に従い、この辺りの東海道は途中で付替えられたらしく、新旧東海道の分岐点になるらしい。
とりあえず、多くのガイドブックは付替後の「新」東海道を案内している。
コスモタイガーもそれに従う。

信号のある三叉路、正面に鏡池堂というお堂がある。
これは明らかに道なりに左だね。

しばらくはこのまま直進。
右側に西友があるのが目印。
「青木」交差点に出た。
五叉路だからね、ちょっとややこしいけど、国1を斜めに横切るようにそのまま直進。

しばらくして「志太一里塚跡」。
勝草橋という由緒ある橋とセットで整備されていた。

この辺りから藤枝宿に入るのかな?
左側やや奥に「正定寺」。
由緒ある古い寺らしく、「本願の松」なる松の木が有名らしい。
残念ながら、そっち系の話は全く詳しくないけれど、せっかく来たんだから、とりあえず目には入れておいた。

街そのものは街道らしさに欠けるけど、所々に由緒ありげな寺社が残り、目印にはなる。

気になったのが「蓮華池公園」なる場所。
案内表示を見て、ちょっと顔を出してみたくなった。
表示に従い、信号を左折すると「藤枝小学校」があり、その奥に明るい感じの公園がある。

大きな池(蓮華池)があり、その周囲を市民公園として整備されているようだ。
少し短めながら、ここでゴールにすることも考えていたけれど、周囲は緑に囲まれ、水面に陽が反射して綺麗だ。(写真)
池の周囲を走ってみたくなった。
池そのものは格段に大きいわけじゃなく、周回は1.5kmぐらいかな?

公園そのものは、池からさらに奥行きがあり、かなり広大らしく、丘の上の方まで続いている。
地元の大高緑地公園(名古屋市緑区)を連想させるね。
池を周回しただけじゃ飽き足らず、遊歩道に従い、丘を目指して走ってみることにした。

いやいやこれが疲れた体には結構負荷があってね~。
日本庭園あり、展望台あり、さらに丘の頂上らしきところには古墳広場があり、実際に古墳らしき史跡もあった。
展望は抜群で、藤枝市街も一望でき、心の癒しにはなったけど、予想外のクロカントレーニング?となった。

帰宅後調べたところ、蓮華池は1613(慶長18)年、灌漑用ため池として造成された、というから、江戸時代の東海道の頃にはすでにあったわけで、決して東海道と無関係の場所を走ってたわけじゃないんだ。
もちろん公園として整備されたのはもっとずっとあとの時代だけど、この池があり、背後に山々がある綺麗な景色は、江戸時代の人々も見ていたってことやね。

この公園だけで5km以上走った気がする。
でも飽きないコースで楽しかったけど。

公園前の広場に戻ってきたところで、ゴールとする。
全部で17~18kmぐらい走ったかな?

東海道に戻ったところに「蓮華池公園入口」のバス停がある。
運行会社は再び「しずてつジャストライン」。
ここから藤枝駅まで、概ね20分間隔で運行されている。

藤枝駅は、藤枝宿よりもかなり南側に外れたところにあるからね。
駅と宿場(旧市街地ってことやね)を結ぶ幹線路線、ということになる。
本数が多いことからも予想はできたけど、乗客の出入りも結構あり、需要は高そうだ。

地方都市の素顔が見られるのは、路線バスの楽しいところだ。

15分弱で藤枝駅に到着。
18切符にて共和駅まで乗継、本日の旅、終了。

ちなみにまともに切符を購入すれば、(往)共和~島田駅間2,520円、(復)藤枝~共和間も同じく2,520円。
合計5,040円だからね、18切符1回分(2,300円)で済ませられたから、かなりのおトクであることは間違いない。


※2014.11.19追記
地図、作成しました。(ここをクリック

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