楽園の泉

自転車とかカメラとかのブログ、たまにねこ。

弥生11日

2013-03-13 | 雑記帳
睦月17日に比べて考えるところがあるのは、なんでだろう。震災前の神戸には行ったこともあるし、知人もいたし、バイト先の上司は被災者だったという話を聞いたりしたのに。

ああ、それは1/17は「揺れた」って記憶が無いからだ。3/11はその後も何度も揺れたし、生活に影響もあったし。


『遠野物語』に惹かれて東北に旅行し、その中でもやはり海岸で津波があった話も記載されてて、それでもそれは自分にとって「本の中の出来事」でしかなかったのですが、あの日、規模こそ大したことはなかったものの、勤務先で生まれて初めて"津波"を見、物見遊山だったけど津波の被災地に実際に立った体験から、あの日のことを「テレビのなかの出来事」としては片づけられないところにいるなぁ、と実感します。

被災地の人たちがなんとか生活しているのを見ると、無理すんな!と声をかけたくなります。頑張っているのは充分感じられるから。そして色々な意味で「同じことを繰り返さない」ように気をつけよう、と改めて感じました。

わざわざ勧めるものではないけれど、もし被災地に行く機会があって、被災者と話す機会があったら、それは幸運なことだと思います。そこで聞けた話はおそらく自身の大事な体験になると思います。3/11が近づく度に、風物詩のように放映される映像を見ては自粛ムードに浸ってみるよりも、ね。

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