大手術を伴う。
去年の夏、不気味なくらいの勢いで大きくなった『コーヒーの木』(おそらくロブスタ種)ですが、冬の寒さで8割がたの葉が散ってしまいました。尤もコーヒーベルトと呼ばれる熱帯の植物を、日本で無加温で冬越しさせること自体、冒険に近いのですが、この子は「こんなに寒いところだけど、まぁ付きやってやるか」と思ったのか、こちらもいつもは冬越しに失敗するか、越えても害虫(カイガラムシ)の餌食になって落ちることが多く「まさかここまで勢いよく育つことはあるまい」と壺型の鉢に植えまして、枯れることなく無事に暮らすこと5年。
壺型の鉢いっぱいに詰まった根を取り出すのが簡単に済まないことは、普通の人なら容易に想像できますね。
当初、あまり根を傷めずに根鉢を少し崩して木自体を抜く計画でしたが、鉢に貼り付いた根をはがすのも容易でない。結局
「力技」で処理した。
根がびっしり。ここまで育ってくれてありがとう、という気持ち。
鉢の中身を空けると
こんなに根が回っていた。通常植え替えの時は根の更新も兼ねて1/3ほど整理して上もかなり剪定するのですが、葉もかなり落としてしまったのでそのまま「新居」に移動。
この後、水をたっぷりあげたら葉に勢いが出てきた。とりあえず屋内で落ち着くまで様子を見て、新芽が吹くようになったら日光をたっぷり浴びせてやろう。
…新居は次の引っ越しの際に苦労しないよう、壁面の立ったものにした。
レモンの枝が邪魔になっているところがあったので、整理していたら
何かの卵がびっしり。
柑橘類に付く卵といえばアゲハチョウの仲間が有名ですが、あれは米粒が(ひとつだけ)立ったような付き方をするので、個人的には「招かれざる客」ということで、枝ごと処分した。孵化する前で良かった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます