行ってきました。
佇まい。
祭壇。
シャンデリアは重さに耐えかねて、センターのオーナメントが落ちてしまったとのこと。台座の4ヶ所から小さなネジで、中心に向かって絞め込むタイプなのが、年代を感じさせます。
尖塔型の窓は吊り戸式で、両脇のレールの中に釣り合い錘が入ってます。多いのは「外に押し出す」タイプなので、これは珍しい。因みに修理できる技能を持ってるヒトが少ないらしい。
祭壇の両脇にステンドグラス。3年ほど前に信徒の方々のから寄付されたとのこと。
祭壇の手前、向かって左側に、十字架とリードオルガン。共に教会に相応しいかたちです。因みにオルガンはかなり貴重な年代物です。
ヴォーリズ建築の特徴的な部分。
靴箱の奥に隙間が開いていて、砂埃などはそこから一番下の段に落として回収する仕組み。普通は各段毎に掃き出しますよね。
園庭から見た教会。
文化財として登録されたものの、基本的には「自助」とのこと。修繕などで補助金が出るということは無い、という話は始めて知りました。
あと、この教会は日本基督教団という組織に所属しているのですが、キリスト教の中にギリシャ正教やカトリック、プロテスタント、などを基本にした宗派がありますが、その中でも細かな組織に分かれていて、祭壇の様式にも違いがある、ということも新しい発見でした。
建築探訪としては初めての『取材付き』となりました。今後も話を集めながら良い写真が写せれば幸いです。
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