楽園の泉

自転車とかカメラとかのブログ、たまにねこ。

天下の嶮

2014-07-15 | 自転車
神奈川住まいなら、一度は通らねばならない"剣が峰"と思い、ランドナー輪行演習(w)もかねてパスハントしてきました。(涙)



地図で確認してたら、三島-小田原の距離は御殿場経由だと箱根越えの倍近いのね。

先日の練習通り荷造りをし、電車で移動開始。担いで移動し始めるまで20分かかりました。輪行作業にはとりあえず30分程度、と覚えておこう。


三島までは酷い混雑も無く、

三嶋大社にお参りを済ませ、駅前のコンビニで給炭給水作業を終えて、9時から天下の嶮に挑みます。


当初「ここは風情も併せて"旧道狙い"でしょうw」と始めたものの…

プチ自分苛めにもならなかった…



"ガチ"って言葉があったっけ。orz



石畳で舗装されていたので、走り難かったこともあって、早々に旧道を走ることは諦めました。

それでも塚原新田のあたりは、ちまちまと登って「ノルマ達成」ということに。(苦笑)

国道1号に入って暫くすると、急に雲底が下がってきて、いきなりの雨。登り始めたときに富士山が全く見えなかったのと、南からの湿った風が吹いているのは分ってたので、途中の木陰でサドルにレジバッグを被せました。その後様子を見てましたけど結局例の川柳と同じ目に。

「本降りになって出て行く雨宿り」

まぁ、走れそうと判断できた程度の降りで良かったです。結局暫く走ると雨はやみ、鼻を摘まれても分らないほどの霧の中を走ることになりました。


途中で見かけたロシア人のメッセージ。先々月に通過したらしい。歩いて通る人も滅多に無いところなので、消えないし話題にもならないだろうけど。


山中城跡。この辺ではほとんど降雨は無かったけど、ごらんの通りの霧。R1は大型トラックの交通量がそれなりに多く、速度も出せないので歩道を走ってました。大した効果もないだろうけど、念のためダイナモも回していたので、良い運動になってました。

山中城跡を過ぎた辺りから脚に「売り切れ」のサインが出始めたので、ランドナーに許される特権を使うことにしました。3kmくらい押したかな。

そして"接待茶屋"。

霧で碑が濡れちゃってよく読み取れませんけど。ここで箱根峠を降りてきた徒歩の人と会いました。

そのそばにあった、江戸から26里の一里塚。歩いてなきゃ見落としてました。旧道がこういう形で残り整備されていることは、やはりありがたいです。

そして"846m地点"。

おつかれボクw

そのうち来たいな…とは思ってましたが、実際に登りきってみると、何ともいえない感じです。芦ノ湖までの下り坂は、自然と顔がニヤけてました。


芦ノ湖も濃霧で、遊覧船は全便欠航、富士山はこんな感じ。

江戸から24里の一里塚。



箱根神社にお参りをし、別の部活動を済ませて

天下の嶮を下ります。

途中にあった"お玉が池"。

…まったく見えませんけど。
このまま下るのも(いろいろ)怖いので、ダイナモを回しながら下ります。

何度も車で来ているものの、立ち寄ったのは初めての"甘酒茶屋"。


箱根神社と甘酒茶屋でのショット。このあとお犬様には吼えつかれたw



ここからはMAFACのブレーキのシゴキ舞台。重さも手伝って転げ落ちるように坂を下ります。

途中で押してるATBとパニヤバッグに荷物を満載した旅自転車、サクサク登ってたロード車とすれ違いました。三島からでも見たけど、ロード車は"それだけ"で走っていくのね。カメラ持ったりお菓子やお茶持ったりしないのね。

で今日のトリはココ。

弥坂湯。峠越えの汗を流します。ここまで下りてくると陽射しが回復し、蒸し暑くなってきます。

ここで一緒に湯船浸かった人と話し込むこと1時間半。二人とも湯当たり寸前w
浴場を出たときには涼しくちょうど良いくらいでした。そして

三枚橋。
今日の(とりあえずの)終点。この後、小田原まで走り、そこから輪行して帰宅しました。

今回はサイコンも持たず、道中スマホも触らず、時計も見ず、という条件で走りましたが、道はしんどかったものの時間に追われることも無く楽しめました。雨に降られたりなど個人的に考えるランドナー的なツーリングができたと思います。

参考までに
・9時に三島駅前を出発し、箱根神社でお参りを済ませた頃に12時の時報が鳴っていたので、休憩を含む登り時間は3時間。
・天候は雨-霧だったけど、陽射しと気温が無かったために、楽といえば楽な行程でした。
・走り始めに旧道にチョッカイを出したため(石畳+急坂)、コース序盤で余計な疲労をためてしまったのは反省。
・三島-箱根は現在でも要路なので、大型トラックの交通量が多いです。車道を走る際には安全に充分配慮してください。


4 コメント

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>>あじこぼさま; (さくらなみき)
2014-07-18 18:55:27
駅伝コースなら、なんとか行けそうかな、って気になりますが、日帰りは怖いです。自分なら頑張っても帰路で箱根(泊)です。

御殿場線(旧東海道線)ルート、三島-小田原を国道1号で走る倍の距離なので、小山-山北の国道246号を如何にストレス無くクリアするかがカギになりそうです。

輪行は機動力が大幅にアップするので、ラッシュに立ち会わないスケジュールが組めれば、積極的に使ってます。今回のランドナー輪行は意外に難しくなかったのと、注意点を確認出来た点が収穫でした。輪行時ランドナーに背負わせていた荷物は、今度は自分が担がなきゃならない、って盲点も見つけましたし。
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>>乾し肉さま; (さくらなみき)
2014-07-18 18:20:16
前日に予行し一通りの手順を確認していたので、躓きそうな箇所に注意を払うだけで済みました。それと作業時間に充分な余裕があったため、かえって作業がスムーズに運んだようです。

個人的な見解ですが、旧いフレームには"カビ"が生えていて、それが結果的に格好良く見えるのではないかと考えています。

>チョッカイ
…当初は本気で旧道攻めのつもりでした。で、次回天候が良い時を見計らってリベンジを予定してます。懲りてない、というのが正しい所かもしれません。
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Unknown (あじこぼ)
2014-07-18 15:04:33
三島からの登りは一度あります。
その時は自宅から箱根駅伝コースで箱根峠、三島に下って由比へ桜海老のかき揚げ丼を食いに行き、帰りはまた箱根峠を登り返し、旧道を下って帰った280kmオーバーの日帰ツーリングでした。一日二回の箱根越えです。ヘンタイダモノ
あの坂をいやいや登るのなら御殿場ルートのほうが楽しいなぁ。
輪行が億劫なので刺激になりました。
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お疲れ様でした! (乾し肉)
2014-07-17 23:07:59
輪行作業が20分とは速いですね!
自慢じゃないけど私はフォーク抜きだと30分くらいかかります。滅多に輪行しないので、やるたびに手順を忘れているのが最大の問題です。
富士山が見えないのは残念でしたが、しっとりした路面に似合うのもランドナーの特権ではないかと思います。レジ袋をかぶっていてすら格好良く見えてしまうのがニクいです。

> 走り始めに旧道にチョッカイを出したため(石畳+急坂)、コース序盤で余計な疲労をためてしまったのは反省
でももし素通りしていたら「あの道はどんなだったんだろう」って後々まで気になりますよね。
チョッカイを出さなかったことを後悔するよりはチョッカイを出したことを後悔する方がマシではないでしょうか。
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