今日の「英語でことわざ」は、立派な人ほど謙虚であることを象徴する言葉。
「That boughs that bear most hang lowest.(最も多く実をつけている枝が最も低くたれている)」
(「えんぴつで「英語」ことわざ 大人の知的なセミナー ENGLISH PROVERBS」)
日本語では、「実るほど頭を垂れる(頭の下がる)稲穂かな」という一文で知られています。
もっと簡素には、次のような言い回しも同書にあります。
「The more noble the more humble.(偉い人ほど高ぶらない)」
偉大な人・徳のある人ほど謙虚さを大事にする。
現代の世界各国のトップに、こうした人物がどれだけいるのでしょうか?
国を動かしている政治家の方々が、権力を獲得するほど国民目線から乖離してしまう現状では、それに比例して謙虚さも忘れていってしまうのかもしれません。
昔、まだ明治生まれのおじいちゃんが生きている時に聞いた話では、
「当時のお偉いさんには、身命を賭して民衆を守ろうという気概があった。それこそ全財産を投げ打ってでも国を良くしたいという意気込みで政治を行っていた。それで“井戸掘”になってしもうたお方もおった。」
ということでした。
井戸掘というのは聞きなれない言葉ですが、ぜひ今の政治家の方々に覚えておいて欲しいものです。
国や国民を思って優先順位を過たず、全身全霊、自分の仕事に命を懸けていた。
今の政治の世に、そういう人が果たしているのかどうか。
むしろ、腐敗した政治組織に見切りをつけた人達の中から、そうした志の高い人が国をリードしていくほうがいいのかもしれません。企業家や民間の活動団体が盛り上がって、よりよい社会作りを積極的に展開することで、いい流れを生み出せたらいいなと思います。
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