私の音楽 & オーディオ遍歴

お気に入りアーティストや出会った音楽、使用しているオーディオ機器を紹介します(本棚8)。

MP3で聴くフランク・シナトラ

2012年01月23日 |  My Favorite Artist
 御大シナトラのMP3形式で171曲がぎゅっと詰まったロシア製CD。
 全部聴き終わるのに何時間かかっただろう。

 ウォーム&リラックスで聴かせるスロー~ミディアムテンポのバラード群。
 アメリカンの良識、古き良き時代のポップスですね。

 中には「Only the Lonely」という悲壮感漂う名盤もありますが。

 シナトラ自身にまつわる噂は多々あり、マフィアとの関連も取り沙汰されました。
 映画「ゴッドファーザー」に出てくるタレントはシナトラがモデルだったとまことしやかに囁かれました。

 同時代の人気者・ライバルとしてナット・キング・コールの名前が挙げられます。
 ナットの伝記風DVDのインタビューにシナトラが登場し「ナットは音程を一度として外したことがなく、驚異だ。私はちょくちょく間違えるのに・・・」と戯けていたのを記憶しています。

MP3で聴く「デクスター・ゴードン」

2012年01月05日 |  My Favorite Artist
 これも通販で入手しました。
 現在車のMP3対応オーディオでドライブ中に聴いています。

 デクスター・ゴードンはお気に入りのテナーサックス・プレーヤー。
 張り詰めた緊張感とか、スリリングな疾走感には縁遠い演奏ですが、骨太の音が魅力的でリラックスしたジャジーな雰囲気が満喫できます。
 ベニー・ゴルソンほどゴリゴリ急いで吹かないし、かといってベン・ウェブスターほどゆっくりでもない、私にはちょうど良いスピードとリズム。
 バラードの表現は秀逸で、盛り上がるときに音を張り上げるのではなく、感極まる前に崩して音程を落としていくのがたまりません。「男の忍び泣き」とか「秘すれば華」という日本が好きな感覚にピッタリはまります。

 映画「ラウンド・ミッドナイト」にジャズ・プレーヤーとして出演し話題になったのは1986年(もう25年前)、その後1990年に亡くなりました(享年67歳)。