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筋肉痛を考える(1)

2025-01-18 14:47:12 | 自転車と健康
 痛みにはいろいろな種類があります。切り傷や打撲による痛み、すぐに治る痛みや長く続く痛み、刺すような痛みやだるい痛みなど、さまざまな種類の「痛み」があります。また、痛みを感じる部分も、腰、首、頭、足など、いろいろです。「痛み」はとても不快な感覚ですが、「痛み」とはそもそも何なのでしょうか。自分の「痛み」を知って、「痛み」とうまくつきあっていくのも長生きの秘訣なのかもしれません。

 私たちは「痛み」を感じることで、身体に何らかの異常や異変が生じていることに気づきます。もし、「痛い」という感覚がなかったら、危険を察知したり、回避することができず、ケガや病気を繰り返したり、命の危険につながることもあります。「痛み」は本来、私たちの身体や命を守る、生命活動に欠かせない役割なのです。
 しかし、なかには「生命活動に必要ではない痛み」もあります。必要以上に長く続く痛みや、原因がわからない痛みは、大きなストレスになり、不眠やうつ病など、ほかの病気を引き起こすきっかけにもなります。このような場合は「痛み」そのものが“病気”であり、治療が必要です。

 切り傷や火傷、打撲などにより身体が刺激を受けると、「身体が傷ついた」という情報が発生します。その情報は電気信号に変換され、神経を伝って脳に届きます。脳がその情報を認識して初めて、「痛い」と感じるのです。通常は、痛みの原因となったケガが治ると、痛みも消えていきます。

 筋肉痛も「痛い」と感じるのですが、病気でも怪我でもありませんので、命の危険が無い痛みです。筋肉痛とは、広義には肉離れなども含み、また激しい運動の直後にもバーン(Burn)と呼ばれる「筋肉が焼け付く感覚」が生じる場合もあるのですが、一般に筋肉痛と呼ばれているのは、運動した数時間後から数日後に発生する「遅発性筋肉痛(Delayed Onset Muscle Soreness = DOMS)」のことをいいます。
 筋肉はスクラップ&ビルドで発達します。運動により筋繊維が破断し、それが回復する過程で違和感や痛みが発生する訳です。ただ、加齢により細胞の再生能力が低下すると、回復に時間がかかるようになり、筋肉痛も長引く傾向にあるようです。これを「老化」と呼ぶのでしょう。ただ、筋肉痛で人が死ぬことはありません。ある意味で心地よい唯一の痛みなのかもしれないのです。何故なら、筋肉痛は身体を動かせている証でもあるからです。
 


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