新しいANTARES ADAPTIVEは、トップアスリートに長年絶大な支持を得ている、オリジナルの象徴的なデザインを継承しています。20年以上前に発表されて以来、多くのサイクリストに愛されるANTARES。私の最初のサドルもこのANTARESでした。これに革新的な3Dプリントパッドを搭載し、パフォーマンスと快適性を両立するデザインは、ロードレースからシクロクロス、クロスカントリーまで幅広く利用できそうです。
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ADAPTIVEのパッドは、革新的なDLSテクノロジーを使用してCarbon社によって作られています。DLSは、デジタル紫外線投影、酸素透過性光学系、プログラム可能な液体樹脂を駆使して、優れた機械的特性、解像度、表面仕上げを持つ部品を製造する製造プロセスです。
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Carbon社のテクノロジーを使用し、バイオメカニクスとプロダクトエンジニアは、複数の機能ゾーンを設計・製造し、それぞれのゾーンを特定の力学的特性に応じて、個別チューニングを施しています。機能ゾーンは、それぞれ必要なクッション性とレスポンスを生み出す設計で、同じパッド上で段階的かつシームレスに一体化された構造です。その結果、重量配分は大幅に改善し、サドル表面全体の快適性を向上させ、最大圧力を60%も低減することに成功しているとのことです。
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VENTO ANTARES ADAPTIVEにはキウムレールのR3とカーボンレールのR1があります。R3は46,400円、R1は54,100円と高額になりますが、R3の140㎜の重量は220g、カーボンレールのR1は180gと軽量なのは魅力です。FabricのCellは320gを超えているので、サドルでの100g以上の軽量化はありがたい。