CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

ツアー・ダウンアンダー2025の展望(2)

2025-01-21 13:11:56 | プロ・ツール
 20225年のUCIロードレース開幕戦となるツアー・ダウンアンダーがオーストラリアのアデレードでスタートしました。南半球最大のロードレースであるサントス・ツアー・ダウンアンダーは1999年の初開催から今年で25周年を迎えます。徐々にレースカテゴリーを上げ、2011年にワールドツアー入りを果した6日間のステージレースです。

 舞台となるのは南オーストラリア州の州都であるアデレード。大きな山脈がないため欧州のような本格的な山岳バトルはないものの、昨年4年振りに復活した名物坂ウィランガヒルは今年も健在です。ただ、スプリント決着がほとんどで、総合優勝のポイントはやはりウィランガヒルになるはずです。

 レースの傾向として今年もスプリンターをメインにチームが編成されているようです。昨年ステージ3勝を挙げ、今年は前哨戦を制しているレッドブル・ボーラ・ハンスグローエのサム・ウェルスフォードを筆頭にフィル・バウハウス(バーレーン・ヴィクトリアス)やブライアン・コカール(コフィディス)、若手では昨年のカデルエヴァンス・グレートオーシャン・ロードレース覇者ローレンス・ピシー(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)やティムトーン・トイテンベルク(リドル・トレック)の走りにも注目が集まりそうです。レッドブルには今期UAEから移籍したフィン・フィッシャーブラックの名前もあります。

 個人的にはEFエデュケーション・イージーポストの留目夕陽選手がどんな走りを見せてくれるのかが楽しみです。総合優勝を争うチームは昨年の覇者スティーブン・ウィリアムズ、昨年のウィランガヒルを征している22歳のオスカー・オンリー(ピクニック・ポストNL)がジェイ・ヴァインのライバルになって来ると予想しています。オーストラリア唯一のUCIワールドチームであるジェイコ・アルウラーは、オーストラリアTT王者のルーク・プラップを総合エースに立ていますが、総合優勝は厳しいはずです。

 レーススケジュールは以下の通りです。

 第1ステージ 1月21日(火) プロスペクト〜ガメラチャ 150.7km
 第2ステージ 1月22日(水) タヌンダ〜タヌンダ 128.8km
 第3ステージ 1月23日(木) ノーウッド〜ウレイドラ 147.5km
 第4ステージ 1月24日(金) グレネルグ〜ビクター・ハーバー 157.2km
 第5ステージ 1月25日(土) マクラーレン・ベール〜ウィランガヒル 145.7km
 第6ステージ 1月26日(日) アデレード〜アデレード 105.9km
 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シマノ105コンポーネントの魅力(2)

2025-01-21 10:11:19 | 自転車用品
 シマノの製品カテゴリーは105以上を上位グレード、Tiagra以下を下位グレードに位置づけフロントギアが3枚まで使用可能にしているのです。105も以前はフロント3枚という時代がありました。おそらくそれが変則性能に影響していたと考えています。5600系からフロントは2枚で50Tというチェーンリングを採用し始め、105はDura-AceやUltegraとの互換性を深めて行くのです。

 TCR2の105は丁度その過渡期にあったのだと思っています。11速となった5800系からは変則性能はUlteguraとさほど違わなくなっているのです。これは第3世代のSupersix EVOが5800系105完成車でしたので、確認済みです。シマノは最上級グレードのDura-Aceで培った技術を惜しげもなく105へと落とし込んでいるのです。

 そしてシマノ105も上位機のDURA-ACE、ULTEGRAが12速化を果たした後のフルモデルチェンジで12速コンポーネントへと進化を遂げます。ただ、R7100系デビュー当時は上位機と同様に電動変速のDi2のみが展開されるこという情報に失望していたのですが、1年後に機械式変速モデルをリリースし、シマノ105のラインアップを完成させたのです。今ではシマノの機械式で12速なのは唯一105だけなのです。

 Dura-Aceはあくまでプロ仕様で、軽量ですが価格が高いのです。完成車でもコンポがDura-Aceなら100万円を超えるのが相場になっているのです。Ultegraはシマノのコンポの中核を担う重要な製品で、最高級カーボンフレームにUltegraをアセンブルした完成車も増えて来ています。私が知っているUltegraはR6800ですが、アマチュアレーサーならこれで十分という性能がありました。

 ただ、Ultegraには機械式モデルはなく、価格も278,055円と機械式105より17万円も高いのです。Dura-AceはUltegraよりさらに17万円以上高いので私のようなホビーライダーには高嶺の花になってしまいました。
 
 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする