CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

筋肉痛を考える(2)

2025-01-19 14:39:48 | ツーリング
 去年、足を骨折し、長い時間自転車に乗れなかった時のことを思い出します。骨折は初めてではありませんが、回復までにこれほど時間がかかったのは初めての経験でした。それが、装具が外れ仕事に復帰した直後に、ただ、歩いていただけなのに激しい筋肉痛が私を襲ったのです。それが、正直嬉しかったことを良く覚えています。痛みを喜ぶなんてと思われるかもしれませんが、これは骨折の痛みではなく筋肉痛なんだという実感が強かったからだと思っています。身体を動かせている証なのだという実感でした。

 「痛み」や「苦しみ」が生きていることを実感させてくれるというのは良くあることだと思います。勿論、癒すことの出来ない「痛み」や「苦悩」があることも知っています。だからこそ、この時の筋肉痛は生きていることを実感させてくれたのだと思います。

 これまで、筋肉痛は苦痛の種でしかありませんでした。特に歳を重ねる毎になかなか抜けてくれないと不満にさえ感じていたのです。ただ、改めて考えてみるとこの痛みは命に係わるものではないこと、身体が動かせている結果なのだと気づかされたのです。生きて身体が動かせることの喜びでした。
 人生100年といわれる時代に医療や介護に頼らずに全うすることは難しいと感じています。2021年の厚労省のデータでは2019年の日本人の平均寿命は男性で81.41歳、女性は87.45歳となっていて、2001年から右肩上がりで伸び続けているようです。一概に平均寿命が長ければ長いほど良いと言うことは出来ません。誰もが寿命を迎えるまで健康でいられるとは限らないからです。

 近年、平均寿命とセットで「健康寿命」という言葉がよく使われるようになっていますが、これは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」を指しています。つまり、平均寿命と健康寿命の差は何らかの支援や介護を必要としながら暮らす期間で、その長さは男性で約8.7年、女性で約12.1年となっています。健康寿命を延ばし、自立した老後を送るためには、早い段階からの努力が不可欠なのです。
 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビンディングシューズとランニングシューズの違い(4)

2025-01-19 09:09:48 | 自転車用品
 私が使用しているフィジークのシューズはM5B UOMOというモデルでカーボン強化ナイロン製アウトソールが使用されている割に重いのが難点でした。多分ソールの剛性指数は6/10ほどだと思います。サイドのfi’zi:kのロゴとヒールの:Kのデザインに惹かれ購入したのですが、最初はタン部が硬く長い距離が走れませんでした。初のBOAダイヤル式のシューズでしたが、当時はMAVICのRUSHを多用していたと記憶しています。

 シマノのSH-M087から始まった私のビンディングシューズはW BOAのXC-703まで来ています。コスパ的にはシングルBOAのXC-300で良いと思ってはいるのですが、ソールの硬さはXC-703は9に対しXC-300は5と大きく違っているのです。

 外を走っている時は情報が多過ぎて実感が難しかったのですが、改めてローラー台で違いを確認してみました。外では路面状況や交通状況など気を使うことが多いので、なかなかペダリングに集中できないものですが、ローラー台ならペダリングに集中できるからです。

 普段は重量のあるフィジークのM5を使用してトレーニングをしているのですが、これが片足で100gほど軽いMAVICのCOSMIC BOAだとペダリングは軽く感じました。ただ、ソールの剛性強度はほぼ同じ感じです。SHIMANOのRX-300も軽量ですが、ソールは少し柔らかに感じました。これがRX-703になると重量はほぼ変わりませんが、ペダルに伝わる足裏の感じがよりダイレクトになって行きます。分かり易く言うと靴底が薄くなった感じなのです。スニーカーと革靴ほどではありませんが、ソールが硬いというより薄いという感じなのです。

 このペダルへのダイレクト感が高い剛性のソールの特徴なのかもしれません。ランニングシューズなら靴族は厚くて柔らかい方が疲れ憎いのですが、サイクリングシューズの場合はむしろその逆なのかもしれません。ランニングシューズの場合は地面反力が重要で、人間が楽に速く走るためには「地面反力」が必要だと言われています。これはある意味地面からの反作用です。

 ここがランニングとサイクリングの最大の違いといっても良いのかもしれません。リハビリ等でエアロバイクが良く利用されるのは、自転車はランニングより足への負担が少ない為です。その理由が歩いたり走ったりする場合の地面は加えた力を吸収してくれないからです。特に土よりもアスファルトは硬く足への反動が大きくなるのです。一方、自転車のペダルは思いっきり踏み込んでも力が先へ抜けてくれるのです。
 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする