昨年の12月初めにショップで注文していたPanaracerのPURPLE LITE(パープルライト)がようやく入荷したと連絡があり、昨日受け取って来ました。実質の重量は38gでしたが、これで32Cのタイヤまで対応できるというのは非常に魅力的です。実際第4世代のSupersix EVOに今履かせているのは30Cのタイヤなので、予備のプチルチューブは150g以上もあるのです。ツールボトルはCO2インフレーターとタイヤレバーにパークツールでパンパンで、総重量が380gを超えていました。
重量差110gも大きいのですが、TPUチューブはとにかくコンパクトで、ツールボトルの中がガラガラになってしまいました。プチルチューブは比較的安価で手軽に入手できるのですが、近年のタイヤ幅が広がる中で、30Cや32Cという太いタイヤのチューブは特殊のようで、製品も限られているのが実情なのです。これは太目のタイヤはチューブレスで使うことが多いからなのでしょう。
私もフルクラムのレーシング6DBに30Cタイヤを履かせた時にそれを痛感させられました。結局、ショップで手軽に入手できたIRCのプチルチューブを購入することになりました。これが150g以上という重量の製品なのです。予備チューブは色々と持ってはいたのですが、20~25Cや20~28Cといった製品ばかりなのです。後にAmazonで見つけたハッチンソンの28~35Cというチューブも購入してみましたが、やはりかなり重いのがネックでした。
この頃はTPUチューブがまだ1本4,000円超という時代で、TPUチューブのメリットは知ってはいたのですが、価格的に手が出せずにいたのです。それが、1本2,000円以下という製品が出始めたので、とりあえず携行用の予備チューブとして購入したのです。
先の記事も書きましたが、転がり抵抗に関してはラテックスチューブには劣るものの、通常のプチルチューブは上回ります。重量は勿論圧倒的に軽いのです。ただ、乗り心地に関しては硬そうな印象があるので、当面は携行用として使用する予定でいます。ただ、ディープリムホイールで一度試してみても良いかなと思うようになっています。唯一のカーボンディスクブレーキホイールなので、試すのならこれかなと考えているところです。
ただ、TPUチューブは使いまわしが出来ないので、状況によっては4,000円をドブに捨てる結果になるかもしれません。ただ、今のTPUチューブの普及状況を見る限り、チューブレスを好まない人の多くはTPUチューブへ移行しているのではないかとも推測できるのです。
確かにチューブレスタイヤのメリットは大きいのですが、とにかくタイヤ交換が大変なようなのです。最近はMAVICのようにタイヤ交換が比較的し易い製品が出始めていますが、まだまだ少数派のようです。個人的にもCAAD10時代に利用していたWH-6800というホイールはチューブレスレディでしたが、タイヤ交換で手の皮が剝けてしまうという苦い経験があるのです。確かにリムテープが不要で、価格の割に軽量な良いホイールでしたが、遠出で利用するのが怖くなった経験があるのです。おそらく、チューブレスタイヤを敬遠する人の多くはこうした経験をしているのだと思っています。
チューブ1本で100gの軽量化が出来るメリットは大きいと思います。前後で200gが4,000円以下で可能になるので、コスパが高いことは間違いありません。加えてタイヤ幅によってチューブを買い替える必要もなくなるのです。個人的にもロードバイクでは25C~30Cまで3種類のホイールとタイヤを使用しています。グラベル用も含めるとホイールとタイヤは5種類あるのです。これが、TPUチューブならロード用(23-32C)とグラベル用(32~47C)の2種類で済むのです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます