季節が移り日暮れが早くなっています。夏場なら通勤帰りもライトなど気にもならないのですが、流石にこの時期になるとライトの電池やバッテリーが気になります。ママチャリでダイナモが付いているのなら、ライトの電球が切れていないかのチェックが必要です。今は電動アシスト自転車が増え、バッテリー容量も増えているので、自転車のアシストが効いている間は問題無いでしょう。
ロードバイクにはそもそもライトが付いていません。競技用なので当然と言えば当然なのですが、実際には長いトンネルや夕暮れ時に走ることもあるので、ライトは必須です。
ロードバイクにはそもそもライトが付いていません。競技用なので当然と言えば当然なのですが、実際には長いトンネルや夕暮れ時に走ることもあるので、ライトは必須です。
法律上でも自転車で公道を走る際に必須のパーツは、ブレーキ(制御装置)、ライト、反射器材の3つと定められているのです。夜間運転を行う場合にはライトを点灯(点滅は日中のみ)し、反射板の装着もしくはテールライトの利用が必須となります。以上の内容は道路交通法第52条、第63条9で定められていて、違反した場合には5万円以下の罰金が科されます。
自転車のライトを選ぶ際に頭を悩ませた問題がありました。それは明るさの単位です。室内照明の場合だと『ルクス(lx)』が一般的だったのですが、LED照明になると『ルーメン(lm)』に単位が変わります。また、CATEYEの乾電池使用のライトでは今でも『カンデラ(cd)』がカタログ表記されているといった具合なのです。
『ルクス(lx)』は照度の単位で、光源によって照らされている面の明るさを表す指標です。一般に直射日光が約10万ルクス、部屋の窓際で2000ルクス程度、明るいオフィスで400ルクス程度の照度があるとされています。照明設計の際はこのルクス(照度)を考えながら、部屋の照明器具の配置などを考えることになります。なお、1ルクスとは、1ルーメンの光を1平方メートルに照射したときの光を示し、lx=lm/m2という関係式が成り立ちます。
LED照明に用いられる『ルーメン(lm)』という単位は日本語では『光束』と呼ばれ、光源が全ての方向に対して放出する光の量のことを指します。一般的にはこのルーメンの値が高い光源ほど明るい光源といえるのです。
一方、『カンデラ(cd)』は光度で、光の強さを表す単位です。このカンデラのうち、ある一方向から見たカンデラ(光度)の強さは「輝度(きど)」と呼ばれる単位であらわされます。一般に、輝度が高い光源ほど、同じ光束(ルーメン)の光源よりも明るく感じます。
『ルーメン(lm)』と『ルクス(lx)』は、どちらも明るさを示す単位ですが、それぞれが示す意味は大きく異なっています。 簡単に言うと、ルーメンは「照明器具そのものの明るさを示す単位」、ルクスは「光に照らされた面の明るさ」を示す単位ということになります。
一般的に、照明器具の明るさを比べる場合はルーメンの数値で比べます。というのも、ルクスは同じ照明器具でも、利用条件によって値が変化することがあるからです。例えば、同じルーメンの蛍光灯を利用する場合でも、部屋が大きいほど広い範囲に光を届けなければならないので、照らされる面のルクスは小さくなります。逆に言えば、勉強机などで利用するデスクランプでは、光源から照らされる面までが非常に近いため、ルーメンが低い照明器具でも、照らされた面のルクスは大きくなります。
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