CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

ビンディングシューズとランニングシューズの違い(4)

2025-01-19 09:09:48 | 自転車用品
 私が使用しているフィジークのシューズはM5B UOMOというモデルでカーボン強化ナイロン製アウトソールが使用されている割に重いのが難点でした。多分ソールの剛性指数は6/10ほどだと思います。サイドのfi’zi:kのロゴとヒールの:Kのデザインに惹かれ購入したのですが、最初はタン部が硬く長い距離が走れませんでした。初のBOAダイヤル式のシューズでしたが、当時はMAVICのRUSHを多用していたと記憶しています。

 シマノのSH-M087から始まった私のビンディングシューズはW BOAのXC-703まで来ています。コスパ的にはシングルBOAのXC-300で良いと思ってはいるのですが、ソールの硬さはXC-703は9に対しXC-300は5と大きく違っているのです。

 外を走っている時は情報が多過ぎて実感が難しかったのですが、改めてローラー台で違いを確認してみました。外では路面状況や交通状況など気を使うことが多いので、なかなかペダリングに集中できないものですが、ローラー台ならペダリングに集中できるからです。

 普段は重量のあるフィジークのM5を使用してトレーニングをしているのですが、これが片足で100gほど軽いMAVICのCOSMIC BOAだとペダリングは軽く感じました。ただ、ソールの剛性強度はほぼ同じ感じです。SHIMANOのRX-300も軽量ですが、ソールは少し柔らかに感じました。これがRX-703になると重量はほぼ変わりませんが、ペダルに伝わる足裏の感じがよりダイレクトになって行きます。分かり易く言うと靴底が薄くなった感じなのです。スニーカーと革靴ほどではありませんが、ソールが硬いというより薄いという感じなのです。

 このペダルへのダイレクト感が高い剛性のソールの特徴なのかもしれません。ランニングシューズなら靴族は厚くて柔らかい方が疲れ憎いのですが、サイクリングシューズの場合はむしろその逆なのかもしれません。ランニングシューズの場合は地面反力が重要で、人間が楽に速く走るためには「地面反力」が必要だと言われています。これはある意味地面からの反作用です。

 ここがランニングとサイクリングの最大の違いといっても良いのかもしれません。リハビリ等でエアロバイクが良く利用されるのは、自転車はランニングより足への負担が少ない為です。その理由が歩いたり走ったりする場合の地面は加えた力を吸収してくれないからです。特に土よりもアスファルトは硬く足への反動が大きくなるのです。一方、自転車のペダルは思いっきり踏み込んでも力が先へ抜けてくれるのです。
 




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