「『インターバル速歩』とは・本人がややきついと感じる早歩きと。ゆっくり歩きを3分間ずつ交互に繰り返すというウォーキング方法である。それを1日5セット、週4日以上繰り返すと。5か月間で体力が最大20%以上(10歳以上若返った体力が得られる)。生活習慣病が20%改善し、うつや関節痛の症状も50%以上改善し、その結果、医療費も20%削減できるということが明らかになっている。」
衝撃的な内容ですが、これは能勢 博著『ウォーキングの科学(10歳若返る。本当の歩き方)』の冒頭の記述です。確かに体力は加齢とともに低下し、その体力の低下が根本原因となって、生活習慣病等の様々な疾患が起こるであろうことは容易に想像できるでしょう。古希が目前に迫り、日に日に体力の衰えから逃れられなくなっている身としては、目から鱗の言葉でした。
私は20年程前から自転車通勤を始め、ロードバイク歴も10年を越えようとしているので、寄る年波以上の下半身の筋力と心配能力があると思いますが、それでも、先のブログにも書いたように、長くロードバイクに乗った後の筋肉痛が抜け辛くなったり、最大心拍数が大きく減少したりと、それなりの悩みを抱えるようになっているのです。
50代半ばからロードバイクに乗り始めた私ですが、還暦を迎える迄は着実に筋力も心配能力も向上し続けたという経緯があります。ただ、そこを頂点として、あらゆる事が下降傾向にあるのを実感しています。ただ、定期検診で様々な異常を指摘され始めたのは、新型コロナのパンデミックであまりロードバイクに乗れなかった令和2年の暮以降のことです。
ただ、これも昨年の9月頃から、髙石鉄雄著 『自転車に乗る前に読む本 生理学データで読み解く「身体と自転車の科学」』という本と出会い、「運動強度60%程度の運動を30分以上」を目安に、バイクに乗ったり、ローラートレを始めたら、毎月1kgずつ体重が落ち、今年の健康診断ではLDL(善玉)コレステロール値が高い以外は、全ての項目が改善されたのです。
この「運動強度60%程度の運動を30分以上」は『ウォーキングの科学』にある「本人がややきついと感じる早歩き」に当たるのです。ただ普通に1万歩歩いたり、時速20km以下でまったりと走るサイクリングは「運動強度」50%以下で、健康増進には結びつかないというのは、両著書で共通した認識なのです。さらには、体力が20代の30%レベル以下にまで低下すると要介護状態になり。自分ひとりでお風呂に入れない、トイレに行けないという状態になるというのです。
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