手袋を欲しがる犬

　上空は晴れていても、山の方は白い雲で覆われていることが多い日が続いていたが、今日は朝からきれいに晴れた。雪が降って白くなってもお日様が照ると谷筋に少し残るだけですぐに消える、それを繰り返していた。今度はどうだろう。

　　　

　朝の散歩に手袋が必需品となった。その手袋を犬が欲しがる。犬が噛み付いて穴があいた手袋を犬用の手袋として持っていて遊ばせてやるのだが、その手袋でなくじいさんの手袋を奪おうとする。放せと言ってもなかなか言うことをきかない生意気な犬なのだ。