縦書きへの転換がうまく出来なくなりましたので、横書きで続けます。
「漂流外国物語」第百五ページ、上の一~三行目
解読 之上、髪結を呼ニ被遣、月代仕舞次第役人衆御引
取被成、湯ハ揚屋番所之内ニ大躰毎夕御座候ニ付
入湯仕候。
読み の上、髪結いを呼びに遣わされ、月代仕舞い次第役人衆お 引き
取り成され、湯は揚り屋番所の内に大体毎夕御座候に付き
入湯仕り候。
説明 最初は簡単な字ですが、読みにくい。「之上」と書いて「の上」。 「髪結」・・・床屋さん。 「呼ニ被遣」・・・呼びに遣わされ。呼びにやり。 「月代仕舞次第」・・・月代の散髪が終わり次第。 「役人衆御引取」・・・役人が退出する事。 「被成」・・・成され。 「揚屋番所」・・・牢の番人詰め所」。 「大躰」・・・大体。ほぼ。 「御座ゝニ付」・・・「座」の次の点は「候」です。最後の「仕」の次の点も同じく「候」です。
「漂流外国物語」第百五ページ、上の一~三行目
解読 之上、髪結を呼ニ被遣、月代仕舞次第役人衆御引
取被成、湯ハ揚屋番所之内ニ大躰毎夕御座候ニ付
入湯仕候。
読み の上、髪結いを呼びに遣わされ、月代仕舞い次第役人衆お引き
取り成され、湯は揚屋番所の内に大体毎夕御座候に付き
入湯仕り候。
説明 最初は簡単な字ですが、読みにくい。 「髪結」・・・髪結い。床屋さん。
「呼ニ被遣」・・・呼びに遣わされ。 「月代仕舞次第」・・・月代の散髪が終わり次第。
「役人衆」の下に「御」が有ります。 「御引取被成」・・・お引き取り成され。
御帰宅なされ。 「揚屋番所」・・・牢屋の番詰め所。 「大躰」・・・大体。
「御座」の右下の短い横棒は「候」です。