「儀定一札之事」第五頁、上の全頁。前頁に引き続き、第一行目が半分隠れています。御免なさい。串本町史の解読に依らせて戴きます。
解読 右之通り、儀定書如此ニ御座候。以上。
林右衛門 印 定次郎 印 文助 印 嘉蔵 印 勘兵衛 印 六兵衛 印 平蔵 印 吉次 印 惣兵衛 印 榮作 印
天保十四歳
読み 右の通り、儀定書此の如くに御座候。以上。 以下読みは省略。
解説 一行目の解説は差し控えます。 人名は、古文書に頻繁に出て来ますので、面白くはありませんが、非常に大事な分野ですから、慣れて下さい。ここでは特に、「右衛門」、「次郎」、「嘉蔵」、「兵衛」、「蔵」等々が難しく、崩した形で覚える字です。「林右衛門」は『りんうえもん』ではなく、『りんえもん』と読みます。 「天保十四歳」・・・天保十四年の事。「歳」は歳月の「歳」の外に年齢の「とし」という意味も有りますが、ここでは「歳月の「年」の事です。