「詫一札之事」第三頁、上の五~六行目
解読 取扱ニも、村追放可致由被申候之處、
頭立衆中様御慈悲之思召を以下済
読み (お)取り扱いにも、村追放致すべき由申され候の処
頭立て衆中様お慈悲の思し召しを以て下済
解説 「御取扱」・・・お役所の処理。 「可」の次は「致」で、超難解。「可致由」・・・村から追放するとの処置。 「被申候之處」・・・申されましたが。 「頭立衆中様」・・・組頭の御連中様。「頭」も読めませんが、下に「立」が有るので、文章の流れから「頭立」と判読します。「衆」も形で覚える。 「様」はこの頁六回目です。 「御慈悲之思召」・・・「御慈悲」は何とか分かりますが、「思召」・・・これはちょっと読めません。上に「御慈悲之」と有るので、「思召」と推定します。 「を以」・・・これも読むのは困難です。 「下済」・・・下し済み」・・・承認済み。