「御米合弐拾八石也」第二頁、上の五~六行目
解読 難有御儀ニ奉存候。返上納之儀者、何卒厚キ
御慈悲御了簡ヲ以元利共十ヶ年之御年賦之御
読み 有り難き御儀に存じ奉り候。返上納の儀は、何卒厚き
御慈悲ご了簡を以て、元利とも十ヶ年の御年賦の御
解説 「難有」・・・下から返って「有り難き」。 「返上納」・・・返済の米を納付する事。 「之儀者」・・・返済の件は。「儀」の次は「キ」に見えますが、「者」・・・「は」の崩し字です。 「御慈悲御了簡」・・・御慈悲の御了簡。「の」が抜けています。お情けの有るご判断。 「元利共」・・・利息の表示が有りませんが。 「御年賦之御(取立)」・・・年払いの事。