21世紀 脱原発 市民ウォーク in 滋賀

<脱原発 市民ウォーク in 滋賀> の 活動報告、お知らせなど を掲載 ♪
ときどき、トピックも ~☆

脱原発 市民ウォーク in 滋賀   1月の予定

2017-12-26 17:24:43 | 記事
高浜・大飯原発 再稼働NO!
21世紀 第65回  
◆ 脱原発 市民ウォーク in 滋賀 ◆

1450万人の近畿の水源=びわ湖と私たちの未来=子どもたちを守りましょう。

ご一緒に歩きましょう! 参加無料!

<とき・ところ> 
1月13日(土)13:30
JR膳所駅前集合=JR改札出て右手の広場

★コース = ときめき坂 ~ 西武百貨店前 ~ 関電滋賀支店 ~ びわ湖
☆主 催=21世紀 脱原発市民ウォーク in 滋賀 実行委員会
☆呼びかけ人・・・池田進(原発を知る滋賀連絡会 電話077-522-5415)
         岡田 啓子(ふぇみん@滋賀 電話077-524-5743)
         稲村 守(9条ネット・滋賀 電話080-5713-8629)

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トピックス(その1)♪
<12.3(日)大飯原発うごかすな!現地全国集会>
 おおい町内をデモ行進




トピックス(その2)♪
<ヒロシマの心が止めた。高裁初!>
 12月13日、広島高裁が四国電力・伊方原発3号機に対して、
 「動かしてはならない」という運転停止命令をくだしました。
 伊方原発3号機再再稼働を止めた広島高裁の英断に敬意!

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チラシのダウンロードは ⇒ コチラ

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「大飯原発で大事故が起きても・・・・に過ぎない」(関電の主張)

2017-12-13 16:23:22 | 記事

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*  第64回・脱原発市民ウォーク in 滋賀 のご案内         *
* 2017年12月16日(土)午後1時半:JR膳所駅前広場 集合   *
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※膳所駅は工事中ですので、いつもの広場の奥、陸橋の近くの広場に集合します。


■公式の会議でまかり通る関電の主張:
「大飯原発で大事故が起きても外部に放出される放射性物質の量は
 福島第一原発事故時の3000分の1に過ぎない」 ■

みなさんもご承知のように大飯原発3号機と4号機の再稼動が迫っています。このため去る11月23日に大飯原発から30キロ圏内にある(滋賀県)高島市朽木地区で原子力規制庁や関電などによる説明会が行われ、また11月28日は県庁で県主催による「平成29年度第2回滋賀県原子力安全対策連絡協議会」が開催され、主に大飯原発再稼働の伴う原子力防災をテーマにして関係者による説明が行われました。

この協議会は内閣府、原子力規制庁、資源エネルギー庁等の国の機関、関電、日本原電、県の原子力防災専門会議委員、県下の各自治体の原子力防災担当者ら数十人が一堂に会した、大飯原発再稼動を主なテーマとした滋賀県の原子力防災についての公式の一番重要な会議であり、その意味で会議の席上での国の機関や電力事業者の発言はすべて公式の発言であるということができます(この協議会については京都新聞や毎日新聞などが報じています)

私は昨年に引き続き今年もこの連絡協議会を傍聴しました。会議は約2時間少々、途切れることなく次から次に国の機関や電力会社の代表者が、当日配布された資料とスライドを用いて説明していきました。大量の資料に立て続けの説明、私はその場では説明の多くを理解するにいたらなかったのですが、印象に残った事柄を以下に若干記しておきます。

新聞報道では、《三日月知事はこの同じ日に行った記者会見で「多重防護体制構築が道半ばで、再稼働を容認できる環境にない」との見解を改めて示し、会議の中でも幹部が同趣旨の発言をした》したとされています(毎日新聞)。しかし、県の代表者(防災危機管理監、議長役)は確かに「再稼働を容認できる環境にない」と知事の言った通りのことを発言していたものの、私の印象では、発言はそれほど強い調子のものではなく、一応伝えておくという程度のものに過ぎず、国の関係者に意見や返答を求めることも行わず、極めて消極的な態度に終始していました。国の機関と関電の関係者はこの県側の発言に何の反応も示しませんでした。無視されたと言ってもよいでしょう。国と電力関係者が一堂に顔をそろえたせっかくの貴重な機会でしたから、三日月知事は記者会見で発言するだけではなく、自らこの会議に出席して、政府と関電の関係者に対して直接、正式に、もっと明確に再稼働反対の態度を伝えるべきであったのではないでしょうか、それが知事の責任ではないでしょうか。

もうひとつ強く印象に残り、このようなことを放置しておいてよいのかと感じたことは関電の代表者が、資料を用いて「万一、大飯原発3号機、4号機で福島第一原発のような大事故が起きても、外部に放出される放射性物質(セシウム137)の量は福島での事故で放出された量の3000分の1に過ぎない」と説明したことです。同じ説明が高島市朽木地区での説明会で行われたとされていますが、この説明、配布資料を用いた簡単な説明に留まっており、何を根拠にしたものであるか十分な説明はありませんでした。

誰が考えてもこれはにわかには信じ難い説明です。しかし、この関電の説明に対する質問や反論、意見は、県の専門委員の一人である京大の准教授がシステム上の問題点を指摘した発言だけでした。他の数十人もの出席者からの発言は皆無でした。この説明は大飯原発の再稼働を正当化するための関電側の重要な根拠のひとつにされているのではないかと思われるため、公の席上でのこのようは発言を放置しておくわけにはいかないのではないかと私は強く感じました。


2017年11月28日の滋賀県原子力防災計画連絡者会議で関電が配布した資料

このコピーの右上の端に「10」と記された図とその説明文をご覧ください。この図には大飯原発の3号機と4号機の従来の装置と安全確保のために新たに設置された装置が示されています。図左下の×印が付されている三つの装置(格納容器スプレイポンプ、高圧注入ポンプ、余熱除去ポンプ)は従来から設置されている装置であり、これらの三つの装置に×印が付されているのは、大事故時にこれらの装置が機能を喪失したと仮定する、ということを意味しているのであろうと推測されます。

一方、楕円形で囲まれている三つの装置(図左側の「可搬式代替低圧注水ポンプ」と「恒設代替低圧注水ポンプ」、図右上の「大容量ポンプ」とこれに接続されている「格納容器再循環ユニット」)は、これまでなかった新たに安全確保のために設置された装置であり、これらの装置は大事故時にも機能喪失することなく正常に機能を発揮したという前提に立っているものと推測されます。

おそらく関電は、上記のような前提あるいは仮定に立って、福島第一原発なみの大事故が起きて、従来の冷却装置などが機能を喪失しても、新たに設置した上記の装置(図中で楕円形で囲まれている装置)が作動して格納容器内の冷却を行うことができるため、多少の放射能が外部に放出されることがあるにしても、福島第一原発の事故のときのように大量の放射能が放出され大参事に至ることはない、と考えているのではないかと推測されます。

この「10」と記された図の説明文に次のような記載があります。

《重大事故時に環境に放出されるセシウム137の放射能量は約5.2TBqと、審査ガイドで示された100TBqを下回り、また福島第一原子力発電所での放出推定値16000TBq(1~3号炉合計)の約3000分の1》(注:TBq=テラベクレル。1テラ=10の12乗倍=1兆倍)

この一文、なぜ5.2テラベクレルに留まるのかの、どのような計算によるものなのか、その科学的根拠についての説明がまったくありません。しかし、この5.2テラベクレルという数値に基づいて次のような説明が付されています。

《5.2TBqのセシウム137が放出された場合、約5km圏外の空間線量率は0.03μSv/h以下となり、原子力災害対策指針で定める一時移転基準(OIL2:20μSv/h)を下回るため、一時移転は不要と考えられ、屋内退避によって十分放射線被ばくのリスクを低減できると考えられる》(注:福島原発事故での約5キロ圏外の線量は最大91μSv/hであったとされており、この福島での数値の3000分の1は0.03μSv/hになるという計算です)。

上記の関電による福島原発事故の3000分の1の放射能しか放出されないとする説明の科学的な根拠が示されていないため、私は滋賀県の原子力防災担当者に電話して、この資料についての説明を求めましたが、県の担当者もほとんど理解していない模様であり、関電に問い合わせるとのことでした。その後、「関電から説明があり60ページほどの文書が送られてきた」との返事がありました。県の担当者の言によれば、関電はおおむね次のように説明していたと伝えてきたとのことでした。

「資料に示した値、5.2テラベクレルというのは大事故が起きても格納容器が破壊されなかった場合を想定しての数字である。格納容器が破壊された場合に備えて別の安全対策も用意している」

関電による説明のより具体的な科学的根拠はよく分かりません。しかしながら、このような事故による被害予測は前提を変えればその結果も大きく変わるものであり、かつ絶対的な正しい予測というものはあり得ないということを考えるならば、この関電による予測は要するにある一つの前提条件に基づいた一つに予測結果に過ぎず、その他のいろいろな予測結果も考え得ると理解すべきです。それにもかかわらず、都合の良い一つの被害予測だけを取り上げて、あたかもこれ以外の結果はあり得ないと思い込ませるような説明を公の場で喧伝するという関電のやり方はとうてい公正であるとは言えません。このため、滋賀県の知事を含む関係者がこのような関電の主張の片棒を担ぐようなことがあってはならず、県は疑問点については徹底的に説明を求めるべきです。この会議を傍聴して、県がもっともっと積極的に再稼動問題に関与し取り組むことが必要とされていると痛感しました。

2017年12月8日 

《脱発市民ウォークin滋賀》の呼びかけ人の一人:池田 進
                       電話/FAX:077-522-5415

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<脱原発 市民ウォーク in 滋賀> 12月の予定 → コチラ

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12・3大飯原発うごかすな! 現地全国集会 ひらかれました

2017-12-09 23:12:37 | 記事

< さいなら原発・びわこネットワーク ニュース第21号より >

■ 12・3大飯原発うごかすな! 現地全国集会開催 ■
■ 怒りにあふれ超満席500人、町内デモも実施 ■


大飯原発うごかすな!の声


12月3日、福井県おおい町で、
「大飯原発うごかすな!現地全国集会」が開かれた。
「原子力発電に反対する福井県民会議」と「ふるさとを守る高浜・おおいの会」、
そして「若狭の原発を考える会」が呼びかけ、
「大飯原発うごかすな!実行委員会」が主催した。

神戸製鋼の材料データ改ざん問題で関電自ら来年1.3月予定の
大飯原発3.4号機再稼働を延期せざるを得なくなり、
1450万人の近畿の水源・びわ湖を預かる滋賀県知事と県都・大津市長が
反対を再度表明する中、安倍政権の世耕弘成経済産業省と面談した
福井県・西川一誠知事が同意表明をして、強引に「地元合意」を取り付けた
ことに福井県内外、関西・福島はじめ原発立地全国から
会場超満席の500人が参加した。

主催者挨拶に立った若狭の原発を考える会の木原壯林代表は
「関電や政府の心胆寒からしめる大衆運動をおこし、民意無視を後悔させよう」
と訴え。

北海道、青森、志賀、東京、浜岡、四国、川内から闘う決意が表明され、
柏崎刈羽、東海第二、伊方、高知から文書メッセージが寄せられた。

福島県大熊町・木幡ますみ町議からの訴え、
「福井から原発を止める裁判の会」の島田広弁護団長は
大飯原発運転差し止め控訴審の状況をパワーポイントで説明。

続いて地元・若狭湾沿岸、京都北部の住民の皆さん8市町8人の挨拶があり、「ふるさとを守る高浜・おおいの会」の宮崎宗真さんは「福島原発事故の教訓はどこへ行ってしまったのか。電力は足りている」と訴え。

関西各地からは
「さいなら原発・びわこネットワーク」の木戸惠子さんが、
若狭の原発を考える会で一泊二日で月二回100回以上重ねられている
「反原発アメーバデモ」で滋賀県高島市でつかんだ
「暑いのにご苦労さん。スイカ食べて行き」とか、
泥だらけの手で「もらうわ」と畑仕事やめてチラシを受け取ってくれたり、
「戦争と原発はあかん。今の平和がいい」と言われたりした
反原発の声、多数の実態が文書で報告された。

京都、兵庫の市民団体に続いて、三歳と五歳の子どもさんを連れて参加した
「反原発自治体議員・市民連盟関西ブロック」の大阪・高槻市・高木りゅうた市議
からは、自治体申し入れ行動などの報告、子どもが保育園で「戦争反対、原発反対」と
声を出していることなどユニークに話された。

そして2労組(連帯労組関西地区生コン支部、ユニオンネットワーク・京都)からの
連帯挨拶、原水禁国民会議・藤本事務局長からの文書メッセージの紹介を受け、
「大飯原発再稼働の策動を糾弾し、原発全廃を求める!」集会決議を採択して、
おおい町内のデモ行進に入った。

滋賀からの参加者の皆さん


わざわざ家から出てきて激励する住民のご家族や、お礼のあいさつをされる方など、
原発立地町内でも民意の流れは変わりつつある、潮目の変化を感じさせた集会・デモ
となった。

長い長いデモ行進となった


帰りのバスの中でも、「本当にいい集会だった」と、2時間身じろぎもせず、
学びあえ、確認しあえ、力を寄せ合うことのできた集会に参加者は興奮気味だった。
大飯原発再稼働阻止でさらに頑張ろう。(I)

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<脱原発 市民ウォーク in 滋賀> 12月の予定 → コチラ

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