21世紀 脱原発 市民ウォーク in 滋賀

<脱原発 市民ウォーク in 滋賀> の 活動報告、お知らせなど を掲載 ♪
ときどき、トピックも ~☆

原発マフィアファーストのあきれた反動決定 大阪高裁

2017-03-30 15:15:02 | 記事

< さいなら原発・びわこネットワーク ニュース第8号より >

■ 高浜原発運転停止の大津地裁決定が政権・電力会社に忖度された ■
■ 原発マフィアファーストでやられた大阪高裁抗告審3・28決定 ■
■ 6年前へ歴史を逆行させる不当反動決定、再稼働容認に市民の怒り ■


3月28日、大阪高裁前に「反原発」の赤旗が、春風にのって数多くたなびく。



世界史上初、運転中の原発を司法の力で止めた3.9大津地裁仮処分決定から1年余。
近畿・全国の広範な市民や反原発運動家がかけつけた。



関電が起こした抗告の審理決定が午後3時に出された。
約10分後、住民側若手弁護士が結果の幕を持って入り口に駆け付け、緊張が走る。
しかし拡げられたものは、「不当決定!国民・県民の世論に逆行」だった。



ただちに参集した数百人の市民は、怒りのシュプレヒコールをあげた。

昨年3月9日の大津地裁仮処分決定は、新規制基準自体の問題を暴き、
安全の根拠の立証責任を関電に求め、十分な避難策確立も求めた
画期的な、まさに民意反映のものだった。

これを真っ向から覆し、高浜原発3・4号機再稼働容認の決定を
大阪高裁は下した。

住民側原告の井戸謙一弁護団長は記者会見で、
「この決定は新たな安全神話だ」とし、「415頁もある大部の決定書だが、
ほとんど関電・規制委員会の引き写しだ。不当判例である(最高裁)伊方判決を
踏襲する、3・11事故に何も学ばない何ら責任を感じられないもの。
規制委や電力会社や政府・行政の姿勢に暴走にストップをかけられるのは
司法しかないのに、高裁判決には責任自覚のかけらも感じられない」と。
   
さらに井戸氏は、
「新規制基準に適合しているかのみを問題とする、過酷事故は考えられないから
この汚染水処理策は完備していなくてもよい、規制の安全性の立証責任は
住民側にあるとしている。不当な枠組としてこれまで原発裁判で
押し付けられていた、伊方最高裁判決よりもなお住民側に不利な立場をとる、
ちょっと想定していなかった。3・11前の裁判基準より後退したものと
なっている」と。

脱原発弁護団全国連絡会・河合弘之共同代表は、
「この裁判体は、行政訴訟と間違っている(勘違いしている)のではないか。
『規制基準に適合かどうか』のみを問題とし、規制基準を
安全基準だと思っている。
避難については規制の基準にしてないので、適当でいいんだと言っている。
多重防護思想の否定だ。私たちは屈することなく、闘いをやめない。
勝つまで闘う。負けたら次の手を考える。勝つまで兵を繰り出して戦う」
と宣言した。

辻義則原告団長は、
「あまりにも情けない決定だ。政府・電力会社を忖度した不当な決定だ。
大津地裁で本訴の勝利に向け引き続き闘う」と決意表明。

昨年12月18日に高浜原発至近・音海地区自治会の皆さんが
高浜原発1・2号機(老朽原発)の運転延長反対決議を採択されたことや、
本年1月20日に112メートルのクレーンが高浜原発で倒れるなど、
度重なる全国や若狭・高浜原発での安全無視による事故発生、
1450万人の近畿のいのちの水源・琵琶湖を託されている
滋賀県三日月大造知事の原発再稼働反対の意思表明等々を全く省みない、
安倍政権・電気事業連合会トップの意思を忖度した、
原発マフィアファーストのあきれた不当反動決定に
市民の怒りは収まらなかった。

大阪高裁の裁判長はさらなる大衆闘争の奮起を促してくれたと言えよう。

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<脱原発 市民ウォーク in 滋賀> 4月の予定 → コチラ




歴史を逆行させる 大阪高裁決定(3月28日)

2017-03-29 15:58:42 | 記事
■6年前へ 歴史を逆行させる不当反動決定■
■3・28「高浜原発再稼働容認の大阪高裁決定」に市民の怒り■

3月28日、大阪高裁前に「反原発」の赤旗が、春風にのって数多くたなびく。
世界史上初の運転中の原発を司法の力で止めた昨年3・9大津地裁仮処分決定から1年余。
近畿・全国の広範な市民や反原発運動家がかけつけた。




原告団が入場行進。決定文の受け取りへ向かう。


関電が起こした抗告の審理決定が午後3時に出された。
約10分後、住民側若手弁護士が結果の幕を持って裁判所入り口に駆け付け、
緊張が走る。



しかし拡げられたものは、「不当決定!国民・県民の世論に逆行」だった。
ただちに参集した数百人の市民は、怒りのシュプレヒコールをあげた。



昨年3月9日の大津地裁仮処分決定は、新規制基準自体の問題を暴き、
安全の根拠の立証責任を関電に求め、十分な避難策確立も求めた画期的な、
まさに民意反映のものだった。

これを真っ向から覆し、高浜原発3・4号機再稼働容認の決定を大阪高裁は下した。


裁判所を包囲する有志の行進

住民側原告の井戸謙一弁護団長は記者会見で、
「この決定は新たな安全神話だ」とし、「415頁もある大部の決定書だが、
ほとんど関電・規制委員会の引き写しだ。不当判例である伊方判決を踏襲する、
3・11事故に何も学ばない、何ら責任を感じられない。
規制委や電力会社や政府・行政の姿勢に・暴走にストップをかけられるのは
司法しかない。その責任・自覚のかけらも感じられない」と、怒りを表明。


記者会見で井戸弁護士


さらに井戸氏は、
「新規制基準に適合しているかのみを問題とする、過酷事故は考えられないから
この汚染水処理策は完備していなくてもよい、規制の安全性の立証責任は
住民側にあるとしている。不当な枠組としてこれまで原発裁判で押し付けられていた、
伊方最高裁判決よりもなお住民側に不利な立場をとる、ちょっと想定していなかった、
3・11前の裁判基準より後退したものとなっている」と。

脱原発弁護団全国連絡会・河合弘之共同代表は、
「この裁判体は行政訴訟と間違っている(勘違いしている)のではないか。
『規制基準に適合かどうか』のみを問題とし、規制基準を安全基準だと思っている。
避難については規制の基準にしてないので、適当でいいんだと言っている。
多重防護の思想の否定だ。私たちは屈することなく、闘いをやめない。
勝つまで闘う。負けたら次の手を考える。勝つまで兵を繰り出して戦う」と
宣言した。

辻義則原告団長は、
「あまりにも情けない決定だ。政府・電力会社を忖度した不当な決定だ。
大津地裁で本訴の勝利に向け引き続き闘う」と決意表明。

昨年12月18日に高浜原発至近・音海地区自治会の皆さんが
高浜原発1・2号機の運転延長反対決議を採択されたことや、
本年1月20日に112メートルのクレーンが高浜原発で倒れるなど、
度重なる全国や若狭・高浜原発での安全無視による事故発生、
1450万人の近畿のいのちの水源・琵琶湖を託されている滋賀県三日月大造知事の
原発再稼働反対の意思表明等々を全く省みない、
安倍政権・電気事業連合会トップの意思を忖度した、原発マフィアファーストの
あきれた不当反動決定に市民の怒りは収まらなかった。
大阪高裁の裁判長はさらなる大衆闘争の奮起を促してくれたと言えよう。 
(稲村守)


<脱原発 市民ウォーク in 滋賀> 4月の予定 → コチラ


決定交付は 3・28(火)午後3時  「高浜3・4号機」

2017-03-27 15:38:03 | 記事
<「高浜3・4号機」決定交付 3.28 15:00 大阪高裁>

高浜原発3.4号機の運転禁止の2016.3.9大津地裁仮処分決定を
守り抜こうとしているみなさん!

あした(3.28)の大阪高裁抗告審決定交付の時刻が午後3時と連絡されました。

京都や滋賀の反原発闘争を闘う仲間たちは
午後2時に大阪裁判所南側「正門集合」と呼びかけています。

なお、この裁判の滋賀の「支える会」は下記連絡をされています。
ご参考まで。
(稲村)

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各位

明日の予定です。状況により変更される可能性があります。

14:30 大阪地裁・高裁別館1階集合
14:45 入場行進開始(裁判所正門前)
15:00 決定受領、結果報告(裁判所東門前)(井戸先生、河合先生?)
16:30 記者会見(大阪弁護士会館202号室)
(場合によって17:00過ぎになる可能性あり)
17:30 報告集会(同)(場合によって18:00頃になる可能性あり)

一応こういう感じで進めたいと思います。
よろしくお願いします。

以上

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昨年3月9日の大津地裁決定(仮処分)により
運転が差し止められている高浜原発3・4号機。


今日 ここに集まったこと自体が 逮捕の対象に

2017-03-24 10:46:32 | 記事
市民ウォーク実行委員会・呼びかけ人のおひとりである
稲村守さんより投稿がありましたので、以下に掲載します。

***********************

2003年、2005年、2009年と3度も廃案になった「共謀罪」
の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法改悪案が3月21日、
閣議決定され、国会に提出された。
政府は4月から審議を始め、今国会で成立をはかるとしている。

共謀罪は、現代の治安維持法といわれている。
こんなものがまかり通ったら、私たちの脱原発・反原発の運動が
できなくなるだけでなく、あらゆる市民運動が窒息させられる。


さる、3月4日(土)滋賀県弁護士会館ホールにて
「戦争をさせない1000人委員会・しが」の主催で
共謀罪反対集会が開かれ、満席の参加で市民の関心の高さをうかがわせた。

最初に沖縄高江ヘリパッド建設反対闘争のドキュメンタリー映画
「高江ー森が泣いている」の続編が上映され、
共謀罪の先取りともいえるおきなわ平和運動センター・山城博治さんの
不当逮捕・長期勾留までの闘いを参加者で映像で確認した。

まさに二人から「共謀 」、
戦争する国づくりに邁進しようとする安倍政権の
日本国憲法九条改悪の地ならしともいえる法律案であることを
滋賀県弁護士会の黒田啓介弁護士からたいへんわかりやすく解説していただいた。

「テロ等準備罪」という名で、過去三回の廃案経験に「学んで」、
国会多数の勢いで強行採決しようとしている安倍政権。

適用対象を、「団体」から「組織的犯罪集団」に変更し、
具体的な「準備行為」を構成要件に加えようとしている。

黒田弁護士が言うような、
「今日ここに集まったこと自体が逮捕の対象になる時代が来るかもしれない」
というのは、単に笑い話では済まなくなる、本当に。
(稲村守)

毎日新聞・滋賀版に掲載されました。


<脱原発 市民ウォーク in 滋賀> 4月の予定 → コチラ

大飯原発3・4号機を視察する 滋賀県知事

2017-03-22 17:30:19 | 記事
高浜原発の隣の老朽・大飯原発3・4号機を視察するわれらが三日月大造・滋賀県知事。

1450万人のいのちの水源びわ湖を預かる滋賀県知事として、私たちの”民意”を
代表して奮闘中です。これぞ、”社会通念”です。

3・28大阪高裁(抗告審)決定に注目しましょう!


2017.3.21 京都新聞