糖尿病網膜症で失明する患者が、まだ毎年3千人ほどいるそうです。
なぜ、そんなに多いのか?
適切な時期に硝子体手術をすれば、失明することは100%ない。
硝子体手術をする眼科医は、みんなそう言ってる。
ある失明した患者は、病院に来たときは、すでに手遅れ。
「なぜ、もっと早く来なかったんだ!」と患者に言うと、「いや、眼科へ通院してた。」その眼科医は、患者に硝子体手術をさせたくなかったんでしょうね。
私は、そういう話を知ってたから、早くから硝子体手術をしたいと言い続けた。
でも、「治療方針は医師が決定する」などと決めていて、また紹介状がなければ、硝子体手術をやる病院へ行くことすらできない。
そのときの内科の医師にその話をしたら、「じゃあ、僕が紹介状を書く」と言ってくれた。何度も「いつでも言ってくれ」という。この医師は患者の味方だなあと思いましたね。
他に、硝子体手術をやってる病院に、「紹介状はないけど、硝子体手術をやってくれないか?」と電話したこともある。
私が通院してた眼科医は、抗VEGF薬の治療をやれという。
でも、べらぼうに高い薬。忘れもしない、当時1回の注射で176000円だった。
それを、最初の年は6回とか8回の人もいたが打つ。2年目以降は3回程度で済む人が多いというが、私は3割負担で、生きてる限りその注射を打ち続けなければいけない。
医師は、他の病院で硝子体手術を受けさせたら、それで儲けは終わるが、その注射なら、その患者が生きてる限り儲かる。だから、医師はそちらをやらそうとする。
私も途中嫌になって、もう眼科へ行くのをやめようか、と何度の思ったことがある。
失明した患者は、なぜそんな状態になってしまったのか?
もう言っても意味がない、と思うのかもしれないが、これ以上犠牲者を増やさないためにも、ぜひ声を出してほしいですね。