海外協力隊への応援歌

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2010年1月帰国、イエメン、青少年活動隊員より

コピー取り

2005-12-04 | business
 金曜の帰りがけ、後輩がなにか言いたそうにしているのでたずねると、何度か迷ったあとにある人からコピー取りを頼まれたことを切り出した。

 "If he is busy, it is OK. If not, I do not feel good."

 そりゃそうだ。その人が忙しいのか忙しくないのかは知らないが、コピーをとってもらっている間、所在なさげに雑談して待っていたのだろう。

 その場で、後輩にどう対処するかを答えてあげることはできなかった。上というのは一枚岩であるべきだと思っているので、後輩に対してその一致団結を疑わせるような発言をするのがためらわれたからだ。こういうときにきっぱりと善後策を提示できるようになりたいものだ。それから何時間も、きのうも、次にこのようなことがあったらその人に何と言おうか考えた。

 今のところ、うちのチーム3人はくそ忙しいので、その人がくそ忙しいのでなければコピーはご自分でとっていただきたい、と言おうと考えている。

 その場の状況でシリアスに言わなくてはならないのだったら、コピーをとるのにやぶさかではないが、この忙しい中、こちらに頼まなくてはならない理由を説明してほしい、と言う。「理由の説明」はこの件を相談した友人からの助言だ。

 「ただし、」理由が何であれ、もし、その人が自分でコピーをとる時間があるのだったら、他人に頼まず自分でやってほしいと言おう。だれでもできる仕事は時間のある人がやったらいい。それがチームワークというものだ。

 ここが日本の会社だから、というのはひとつの理由ではあるが、問題はそんなところにはない。要はその人が問題だ。うちの会社で他人にコピーをとらせている間、雑談して待っている人なんてほかにいない。他人にコピーを頼んでいる間、戦略を練っている人はいる。そんな人だったら申し出てこちらでコピーする。私の持論として、日本の企業では上司がコピーをとる時間がもったいないと考えているくらいだ。

 言い方って難しい。その人もコピーを頼むにあたりもう少し気を遣った頼み方をしてくれればよかったのに。

 ひとつ疑問なのは、後輩はたしかに部の中でいちばん年下だが、もし彼女が男だったらそれを頼んだろうか、ということだ。
コメント (2)
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