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漬物の梨屋ブログ-山形の漬物・特産野菜・旬の食材・地域文化のブログ

好みによって使い分けることが一番です☆

2014年05月09日 07時54分58秒 | 山形の食文化
おはようございます。

山形県酒田市の漬物の梨屋 齋藤真です。

5月9日(金)の山形県酒田市は宵の口から深夜にかけて降っていた雨があがり、現在は曇りです。

しかし、今日は午後を中心にまとまった雨となりそうです。

太陽が出ない分、気温も低目の予報が出ています。

日によって気温差が大分あるため、体調管理には十分お気お付け下さい。

先日、フェースブックのコメントに友人より、「お汁に酒粕を使う際に、酒田では練粕と板粕どっちを使いますか?」という質問を頂きました。


山形県庄内地方の酒粕を使った代表的な料理「孟宗汁」



先日のブログで書かせて頂いたように、全国的には酒粕というと板粕のことを言うことが多く、練粕を日常茶飯事料理に使っている地方は、山形県庄内地方を含め少ないようです。

漬物の梨屋で、練粕と板粕の出荷割合を調べたところ、スーパーマーケット向けとしては練粕の方が板粕の約3倍出荷していることが判りました。

この結果から、酒田市を含む山形県庄内地方家庭では、粕汁を作る時に7割近い家庭が練粕を使っていることが判ります。

練粕は、板粕に比べてみそ汁に溶かしやすいということも理由のひとつかもしれません。

練粕は、野菜粕漬や鮮魚粕漬を漬ける際にも使うため、今回の調べたデータからは、500gや1kgといった大きいサイズの練粕は外してあります。

そのため、かなり正確なデータになっていると思います。

板粕を使えば淡泊な味に仕上がり、練粕を使えば濃厚な味に仕上がります。

このデータはともかく、好みによって使い分けることが一番に思います。



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