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先人の食べ合わせのチョイスの素晴らしさ☆

2015年07月20日 07時44分23秒 | 漬物の美味しい食べ方
おはようございます。

山形県酒田市の漬物の梨屋 齋藤真です。

7月20日(月)の山形県酒田市は、曇り空となっています。

祝日ということもあり、静かな朝です。

今日の天気は、曇り時々雨、最高気温は27度の予想、日中の降水確率が高くなっています。

今日7月20日は、土用の入りです。

夏の土用というとやはり気になるのは、「土用の丑の日」です。

今年の「土用の丑の日」は、7月24日(金)と8月5日(水)の2回あります。

「鰻」は、DHA、EPAをはじめビタミンA・B1・B2・Eなどといった栄養素を含む大変栄養価の高い食べ物、夏バテ防止のために1度は食べたいですね。

そこで、「鰻」のお供に忘れられないのが「奈良漬」です。

先日のブログで、「鰻」と「奈良漬」の相性が良いということを申し上げました。


漬物の梨屋「奈良漬」



それは「鰻」に含まれるDHA、EPAをはじめビタミンA・B1・B2・Eなどといった栄養素を体に吸収しやすくする働きが「奈良漬」にはあるからです。

これには、「奈良漬」に含まれる「メラノイジン」という茶色の色素が大きく係わっています。

「メラノイジン」は、ビタミンやミネラルの吸収を助けるだけでなく、抗酸化作用があり、老化防止やがん予防にも役立ちます。

「奈良漬」のこの色素はどこから来たのかと言いますと、「酒粕」です。

日本酒を造るときに副産物として出る「板粕」を踏込、夏の土用を越させて自然熟成させると、茶褐色の「練粕」が出来上がります。

「奈良漬」は、この「練粕」を使い、幾度も漬け換えを繰り返し作る漬物です。

「奈良漬」が「鰻」の脇役として健康効果を発揮できるのは、自然熟成した「練粕」のお蔭です。

先人の食べ合わせのチョイスの素晴らしさに、ただただ感服するばかりです。



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