颯 CM 「叫びたくなる緑茶 八村塁」編 15秒 八村塁
爽快感のあるCMの原曲はボン・ジョヴィBon Jovi の「Livin' on a Prayer」だ。
人気絶頂期の1991年1月5日名古屋レインボーホールでのコンサートへ行った。はっきり覚えているのは、ボイスチェンジャー多用で歌唱が台無しだったこと。聴きに行った意味がまるでなかった。
このころはFMラジオでの特集が組まれ、以前の作を含めて、主要な曲を聴いた。本国アメリカに先駆けて、日本で人気となったということもその頃聞かされた。
ロックの流れでは、その後のガンズやニルヴァーナがこけてしまい、90年以降は小粒のバンドしか出現しなかったので、最後の大物ロックバンドだったといえよう。
「You Give Love a Bad Name」はアルバム「Slippery When Wet」からの曲で、「Livin' on a Prayer」に先行して、1986年秋ごろからボン・ジョヴィとしては初めて「ベストヒットUSA」でチャートを上昇し、PVが繰り返し放送された。1986年11月ビルボード1位。
正統的ハードロックの名曲。曲の構成がドラマチック。始めのステージの花火から度肝を抜かれた。当時では珍しかった。ジョンのステージアクションもロックスター然としていた。ギターの入りも良い。すべてに満点だった。
「Livin' on a Prayer」は次にシングル化された曲で、さらに前曲より出来が良く、1987年2月に1位となったのは当然だ。
レッド・ツェッペリン以降のハードロックの流れの中で、完成されたスタイルとして最高の曲といえる。
1988年発表の4thアルバム『New Jersey』もBillboard 200で4週連続1位するほどのセールスを記録し、シングルカットされた楽曲の多くがBillboard Hot 100で1位となった。
「Born To Be My Baby」(ビルボード3位)は、このアルバムのなかでは、一番出来がよい。真面目にPVを作れば、もっと大ヒットしただろう。なぜ中途半端なPVなのかと当時思っていた。前2作と同水準の曲である。
「Wild In The Streets」はアメリカよりも日本で人気となった初期アルバムという「Slippery When Wet」の曲で、FM特集のときに録音し、よく聴いていた。