盛華堂(せいかどう)。愛知県西尾市吉良町吉田亥改34 。
2024年11月15日(金)。
営業時間 8:00~18:00 定休日 月・火曜日 TEL:0563-32-0157 。
11月13日(水)にTBSのNスタを見ていたら、愛知県西尾市の団子屋の95歳おばあちゃんのみたらし団子が紹介された。感激したので14日に行こうと準備した。名古屋市守山区の自宅から一般道で1時間15分ほどとグーグルマップが示唆した。これだけでもコスパに合わないので、付近の候補地を検索すると、西尾市の岩瀬文庫の企画展「をかしくあはれな平安文学~『源氏物語』とその周辺~」があり11月17日(日)まで、以前から行こうと思っていた豊田市博物館の開館記念展「旅するジョウモンさんー5千年前の落とし物ー」が12月8日(日)までなので、併せて訪問することにしたが、14日に起きると気分がすぐれず止めてしまった。すると、CBCテレビの午後スタで、またも紹介されたので、15日に行くことを決めた。土日に混雑するのは予想される。
11月15日(金)、近所で買い物を済ませて9時50分ごろ自宅を出て、国道23号線経由で名鉄西尾線吉良吉田駅前徒歩5分ほどの狭い道路にある店先についたのは11時25分ごろ。駐車スペースは5台あったが満車だった。とりあえず駐車して店に入り様子を見ると店内には5人ほどの客がいた。すると、車が1台出ていったので、数分待ちで駐車スペースに駐車できた。再度店内に入ると、おばあちゃんが出てきて、「注文は」とテレビそのままの口調で尋ねてきた。「みたらし5本」と注文すると、「30分待って」と言われたが、家に帰るわけにもいかず「待ちます」と答えた。数人の客が注文に来て、「1時間あとになるけどいいか」と言われていたが、諦める客はいない。
店にはおばあちゃんのほかに2人いて手伝っていた。約30分後の11時55分におばあちゃんが出てきて「5本の方」というので安心した。d払いで支払ったが、横にあるpaypayに邪魔された。
店先の車内で食べるわけにもいかないので、岩瀬文庫・西尾市図書館の駐車場で食べることにした。
機械作りと思われる団子は表面が固く中はスカスカだが、この団子はもちもちした食感でまるで違ったおいしさがあった。
95歳おばあちゃんの「みたらし団子」に世界が注目 1本100円…インスタ再生は4000万回超え 70年間毎日コロコロと
2024年11月6日(水) CBCニュース
愛知県西尾市の小さなお団子屋さん。95歳のおばあちゃんが作る「みたらし団子」が、いま世界で注目を集めています。
細長く伸ばした生地をのせて、木型でおさえると…コロコロ出てくる16個のお団子。もう70年、毎日こうして団子を作っています。牧敏子さん95歳。
生地は米粉100パーセント。全て手作りです。
(牧敏子さん)
「疲れませんよ、昔からやっているから」
串に通すときには少し平たくします。火が通りやすく、タレがよくのるようにするためです。創業当時からこの形。
看板商品は1本100円の「みたらし団子」。愛知県西尾市の和菓子店「盛華堂」。
みたらし団子は店の看板商品、値段は1本100円です。
(客)
「いただきます、やっぱりうまいわ。うまいよ」
(敏子さん)
「真心がこもっとるでな」
(客)
「ここのみたらし団子ふわふわ」
(客)
「おばあちゃんにいつも会いにくる。おばあちゃん大好きなので、月1くらいで来ています」
「あと何買ってくれるだ?」客との会話楽しむ95歳
敏子さんは、来店するお客さんとのおしゃべりが大好き。
(敏子さん)「何本焼きましょう?」
(客)「5本」
(敏子さん)「5本…ちょっと待ってね。5本と?」
(客)「団子5本だけで大丈夫」
(敏子さん)「あと何買ってくれるだ?」
(客)「ハハハ営業ウマいな」
(敏子さん)「きなこおいしいよ」
(客)「じゃあ、きなこ団子1つ」
(敏子さん)「いっぱいきなこかけてあげるでな」
保育園のおやつにも登場して30年「この団子で育っています」
地元の人にとってこのお団子は、小さいころから慣れ親しんだ味です。
(客)
Qお子さんもよく団子食べる?
「保育園の給食に…給食のおやつに月に1回、ここのお団子が出る。だからみんな保育園の時から食べて『おいしい』って知っている」
実は地元の4つの保育園で月に一度、おやつにこのみたらし団子が出ています。
(白浜保育園 愛知・西尾市)
「きょうのおやつは何ですか?」
「みたらし」
「みたらし団子」
「きょうのおやつはみたらし団子です。おかわりもあります」
「いただきます」
「んふっ(おいしい)」
「うまい」
もう30年も続いているおやつのお団子。多くの人がこれを食べて育ちました。
(西尾市吉良町民)
「母親が好きで買っていた。家で出ていた」
「団子で育っていますね」
夫を早くに亡くして…70年続けた団子作り
敏子さんが団子づくりを始めたのはここに嫁いだ70年前。
夫を早くに病気で亡くし、店の切り盛りと子育てを1人で続けてきました。
(敏子さん)
「水害、地震、空襲…いろんな場面に出合っている。主人が亡くなったのがいちばんつらかった」
インスタグラムで大反響 世界中からお客さんが…
そして、おばあちゃんの団子は今や世界にも知られる存在に。
ことし8月に投稿されたインスタが、再生何と4000万回超え。これを見てアメリカやオーストラリア、韓国など世界中から団子を買いにきています。
(敏子さん)
「まあ、うれしいね、この年になってこんなのが見られるなんて」
(客)「元気だね」
(敏子さん)「はい」
(客)「お友達に食べさせてあげたくて」
(敏子さん)「私はお客さんにパワーもらう。皆さん『おいしい』って来てくれるから、それを励みに頑張っています」
「おいしい」の笑顔のため。95歳の敏子さんはきょうもお団子を作り続けます。